株式会社関家具

「楽しくなければ仕事じゃない、やりたい事を任す。」女性社員だけで、女性向けのインテリア・家具プロジェクトを立ち上げたり、釣りが趣味の社員が、釣り具を収納するための家具を作ったり。また、家を売りたい！と入社した社員は、住宅事業部を立ち上げました。家具屋やインテリアショップ以外の業界への卸売り、30以上のオリジナルブランド、空間デザインの事業、世界各国から丸太を仕入れて生産・販売まで行う事業（SPA）。どれもが、社員がやりたいと言って始めたものです。社員のやりたい事を形にする社風が、幅広く事業を展開することにつながり、社員自身と会社全体の成長につながっています。

ある社員が「NIPPONAIRE」というオリジナルブランドを立ち上げ、商品開発からブランディングまで行った事例があります。彼は、実は元営業マン。営業時代に、顧客の声に直接触れ、「こんな商品があればいいのに」という想いから、自ら手を挙げ商品部へ。営業は、顧客状況やマーケットの変化について熟知しているので、「今」世の中から求められている商品を提案できる力が身につくのです。また、自社の営業は上流から下流までの工程に関与する為、会社全体のビジネスモデルをいち早く学べる部署。「自分で考えたものを、自分たちで作り、自分で売る。これほど楽しい仕事はない」と彼は笑います。現在は、育児休暇も経て商品部次長を務めています。

関家具の経営理念の１つに「社員は社長の先生である」というものがあります。トップダウンではなく、現場のことは現場が知恵を絞り、工夫することが何より大事であり、社長はそれを吸い上げるのが仕事だということ。そして、社長は社員がやりたいということを信頼し、任せることで、モチベーションを高く持ち、柔軟なアイデアが生まれる組織になると確信しています。関家具では常に新しい事に挑戦し続け、好奇心や意欲があれば誰にでもチャンスが与えられる環境があります。若手社員の新たな提案にも真摯に耳を傾け、「いいんじゃない？まずはやってみよう！」と前向きな言葉をかけてくれる上司やチームメンバーがいます。