社会福祉法人京都ライトハウス

京都ライトハウスは、「京都に盲学生のための図書館を」という視覚障害者の願いを受け、1961年に創立されました。“ライトハウス”には、「視覚などに障害があるすべての人が、その人らしい生活を営むことができるよう、より多くの方々の心に明かりを灯していきたい」という思いが込められています。21世紀を迎えて以降は、情報社会の発展、障害の重度化など、多様化するニーズにお応えするため、総合施設としての機能をより一層強化。児童向けの視覚支援や、就労支援、重複障害をお持ちの方向けの支援なども行っています。今後も様々なニーズにお応えすることで、地域社会との懸け橋となり、福祉の向上を目指していきます。

京都に拠点を置く当法人は、障害者福祉と高齢者福祉を融合する総合福祉法人として事業を展開。視覚に不安を持つ方の多様なニーズにお応えできるよう、成長段階や症状に合わせ、幅広いサービスを提供しています。例えば、視覚障害を持つ子どもたちの保護者向けに、幼稚園入園にあたっての支援をしたり、他の保護者との交流の場を設けたりしています。また当法人では生活支援施設をいくつか運営しており、生まれつきではなく、途中で視覚障害になられた方の社会復帰を支援する施設や、重複障害をお持ちの方へのケアサービス施設、高齢者向けの施設などがあります。ご利用者の状況に合わせ、きめ細やかな支援が提供できる体制を整えています。

当法人のケアワーカーは、高齢者総合福祉センター「ライトハウス朱雀」にて、ご利用者の生活支援などを行っています。高齢者総合福祉センターは、もともと老人ホームとして運営していましたが、「視覚障害高齢者にやさしい施設」を目指して、盲養護、特養、通所介護、居宅、ガイヘルのサービスを開始。施設内に喫茶コーナーや開放的なベランダ、広々としたリビングを設けるなどの工夫がされています。そんな施設において、ケアワーカーはご利用者が自分らしい生活を送れるように、生活支援だけでなく、通院介助やレクリエーションを企画をしてイベントに参加することもあります。他職種のスタッフと連携をとりながら、切磋琢磨できる環境です！