社会福祉法人恩賜財団済生会　済生会熊本福祉センター

済生会熊本福祉センターは、1911年に医療と福祉の増進を目的として創立された、済生会の使命の一翼を担って前法人から引き継ぎ、2004年に開所しました。子どもから大人までのライフステージに沿った支援体制を整え、重度化・高齢化、障害特性の多様化に対応することを目指しています。認定こども園や児童発達支援センターの子どもたちの成長を支えること、利用者が尊厳を持ち、その人らしく生活できるように支援すること、子どもや利用者家族の不安を理解し、満足度を高めることを目標としています。そして当法人ならではの専門性と機能性を活かし、福祉を通じて地域に貢献していきたいと考えています。

総合的な福祉事業を行っており、支援員、相談員、児童指導員、保育教諭といった福祉の専門職が幅広く活躍しています。障害のある利用者には一人ひとりの個性とニーズに基づき、自立した日常生活や社会生活を営むことができるようなプログラムを提供しています。就労支援では、訓練プログラムによる作業訓練や職場実習で一般企業への就職を目指す方をサポートしたり、パン工房や済生会熊本病院内でのカフェ・弁当販売店・清掃事業、クリーニング事業などで就労の場を提供したり、障害者の生活の質向上を図っています。児童発達支援センターでは、障害のある子どもの持てる力を引き出し、発達特性に合わせて個別支援とグループ支援を行っています。

支援員として入職された方は、主に知的障害をお持ちの方の支援に携わって頂きます。生活上や就労上の支援、送迎、診療所への付き添い等を行います。配属場所によって多少の違いはありますが、各自の個別支援計画に基づくサポートです。保育教諭として入職された方には、当法人の認定こども園で乳幼児期の子どもたちの食事や生活習慣の指導をお願いします。行事や日々のプログラム、遊びを通して人と関わる力や思いやる力、主体性、創造力などを育む手助けをします。どちらも人の役に立つことを実感できるやりがいのある仕事です。スキルアップを目指す方には各種研修や資格取得のチャンスがあり、専門職としてレベルアップすることが可能です。