大正5年から自転車、バイク、自動車、産業機械用など各種チェーンをつくっているメーカーです。技術力、信頼性、精度に定評あり。本社併設の自社工場で多くの機械設備をもち、チェーンの技術を現在も磨き続けています。とくにレース用自転車のチェーンとしては世界のトップクラスの選手から「踏めば違いがわかる」と言われるほど。自社ブランドのほかに、大手自転車メーカーや産業用チェーンメーカーへのOEM提供も行っています。
チェーンは、自転車や自動車やオートバイ、産業機械などの動力を伝えるものとして古くから重宝されてきました。「これが切れたら即、動けなくなる」くらいの重要な役割をもつことから、大きな力を加えても切れず、効率的に動力を伝えていくものに仕上げることが求められます。多くのパーツを組み合わせ出来あがるチェーンだけに、一つひとつの部品にこだわらねば、本当に信頼できる物には仕上がりません。技術力、パーツの精度の高さ、安定性をもとめ、素材、設計、加工方法、組み立て方法、検査方法など様々な角度から研究し続け進化させてきたのです。その結果、小型のチェーンで世界トップレベルの品質を誇るチェーンメーカーになっています。
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多くの部品を組み合わせチェーンをつくるには、切る、打ち抜く、鍛造する、曲げる、削る、磨くなど多彩な工程が必要になります。各部品の微細な狂いが完成品の信頼性にも直結する世界だけに、全ての工程の精度が求められます。だから製造に関わるほとんどを自社内の工場でまかない、その機械の一つひとつも厳選し、自社で設計・カスタムを加えたり、調整・整備。広大な工場で300台もの機械が稼働する様は圧巻。メカ好きにはたまらない雰囲気があります。そんな現場で働く製造スタッフたちもほぼ全員が社員。ベテランたちが積み上げてきた経験をもとに丁寧に仕上げていきます。こうして低価格な海外製品に対抗できるクオリティが生まれています。
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長年当社を支えてくれたベテラン技術者たちは、定年を過ぎ、嘱託社員として会社に残り若手社員たちにノウハウを伝授してくれています。みなさんが設計したものがカタチになっていく様子や開発したシステムの成果は、オフィスのすぐ隣にある工場で見届けられます。たとえ答えが見つからないときにも、工場で現場製造スタッフたちに相談すれば多くのノウハウを吸収できます。世界トップレベルのチェーンをさらに進化させ、世に送り出し続ける…この仕事を受け継いでくれませんか。
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事業内容 | 各種ローラチェーン
自転車用、モータサイクル用、自動車用、伝動用、重荷重用、農機用、その他特殊用途用 その他部品 巻き加工品、プレス加工品 、鍛造加工品、切削加工品 |
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創業 | 大正 5年 3月 |
設立 | 昭和 9年 7月 |
資本金 | 2億8000万円 |
従業員数 | 204名(2024年4月) |
売上高 | 87億8419万円(2023年9月期実績) |
代表者 | 代表取締役社長 東野和之 |
事業所 | 本社及工場:〒599-0232 大阪府阪南市箱作100-1
PCN工場:〒599-0236 大阪府阪南市桃の木台二丁目6番地の3 営業課:〒599-0232 大阪府阪南市箱作100-1 営業課(東京):〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷一丁目2906番地7(ESビル) |
主要納入先 | ■国内関連(自転車)
株式会社シマノ 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ブリヂストンサイクル株式会社 穂産業株式会社 株式会社野口商会 ■国内関連(機械) 株式会社椿本チエイン 株式会社椿本マシナリー 株式会社コマツ製作所 郷商事株式会社 和泉商事株式会社 アントム株式会社 サンデン株式会社 株式会社アマダ 川崎重工業株式会社 スズキ株式会社 関東農機株式会社 株式会社ハシモト 高津伝動精機株式会社 みのる産業株式会社 株式会社マルイ ■海外関連 株式会社インペックスコーポレーション オクト株式会社 SHIMA AMERICAN CORPORATION 株式会社ワイエスコーポレーション 株式会社サンコートレーディング 株式会社コザキトレイディング SPARK PLUG LTD 株式会社インタージェット 株式会社八神商会 |
沿革 | 大正5年3月 関西唯一の自転車用チェーンの専門製作所として発足。
順次各種ローラーチェーンの製造開始。 昭和9年7月/和泉チエン株式会社に改組。 昭和25年5月/東京営業所開設。 昭和29年11月/自転車用チェーンのJIS表示許可工場となる。 昭和31年4月/通産省より企業合理化モデル工場の指定を受ける。 昭和31年5月/伝動用ローラチェーンのJIS表示許可工場となる。 昭和39年7月/新本社社屋・新工場完成。 昭和40年6月/通商産業大臣の輸出貢献企業の認定を受ける(以後、毎年認定)。 昭和40年12月/資本金1億2千5百万円に増資。 昭和44年9月/専用組立機、連続熱処理炉など生産設備を増設、拡充。 昭和46年7月/(株)椿本チエインと業務提携。 昭和46年12月/資本金2億円に増資。 昭和48年4月/(株)椿本チエインとの共同出資によりツバキイズミ販売(株)(現(株)椿本マシナリー)を設立。 昭和49年3月/資本金2億8千万円に増資、現在に至る。 昭和51年11月/(株)シマノと共同開発した変速機用新型自転車用チェーン生産開始。 昭和59年6月/チェーンの自動組立機を導入。生産増強をはかる。 昭和59年10月/順送金型と専用プレス機を導入。生産増強をはかる。 昭和60年10月/(株)シマノ向ナローチェーン(バーリングチェーン)の生産開始。 昭和63年3月/大阪府企業局の阪南丘陵開発事業(関西新空港建設用土砂採取事業)に協力。 平成2年4月/大型連続熱処理炉を導入。生産の拡大をはかる。 平成7年4月/(株)シマノ向スーパーナローチェーンの生産開始。 平成10年6月/熱処理炉用LPガスを都市ガスへ切替実施。 平成11年6月/チェーン組立ラインへのロボット導入を開始。 平成15年7月/(株)シマノ向新型スーパーナローチェーンの生産開始。 平成17年3月/新型スーパーナローチェーン用高速自動精密プレスを拡充。 平成19年4月/(株)椿本チエイン向、RoHS指令に対応した耐環境チェーンの生産開始。 平成19年10月/生産増をはかるため、高速自動精密プレスを拡充。 平成20年4月/(株)シマノ向、新型高級スーパーナローチェーンの生産開始。 平成21年1月/(株)椿本チエイン向、小物チェーン(小型サイズ)の生産開始。 平成21年2月/(株)椿本チエイン向、摩耗寿命および伝動能力を向上させたソリッドブッシュチェーンの生産開始。 平成22年3月/ISO 9001:2008 認証取得。 アルティメート精密成形機導入。 平成22年5月/(株)シマノ向、新型高級スーパーナローチェーン(新シリーズ)生産開始。 平成23年11月/(株)椿本チエイン向、新型モーターサイクルチェーン生産開始。 平成24年5月/(株)シマノ向、新型高級スーパーナローチェーン(新シリーズ)生産開始。 平成28年1月/(株)椿本チエイン向、摩耗寿命を向上させた新グリースチェーンの生産開始。 平成28年11月/泉佐野税務署より優良申告法人の表彰をうける。 平成29年12月/PCN工場竣工。 |
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