業種 |
団体・連合会
公社・官庁/教育関連
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本社 |
茨城
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◆先端研究に挑む大学共同利用機関◆
電子や陽子などの粒子を光速に加速し、高エネルギービームをつくり出す「加速器」。
これを利用した先端研究のための大学共同研究機関として、KEKが誕生しました。
前身となる高エネルギー物理学研究所は大学共同利用機関の先駆け的存在。
その後法人化され、KEKとして新たな一歩を踏み出しました。
現在も大学関係者を中心に広い分野の専門家を含めた研究交流の場を提供しています。
私たち「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」は、加速器と呼ばれる装置群を使った研究を推進する研究所です。国内外の研究者に対して研究の場を提供すると共に、個別の大学では設置できない大型加速器による共同利用の場を提供する「大学共同利用機関法人」として、加速器科学の先端研究や関連分野の研究に大きく貢献しています。私たちの研究には、これまで誰も知らなかった現象や考え方など、未知の世界に挑戦するやりがいと、それを見つけて広く共有することが次の発見の引き金になり、知識の限界をどんどん広げていく…そんな面白さがつまっています。
加速器とは、電子などの粒子を光速近くまで加速して、宇宙ができて間もない状態を再現することのできる大型実験装置のこと。全ての物質は原子や原子が結合してできた分子から構成されています。さらに細かくみると原子は、原子核と電子…物質を構成する上で最小単位である素粒子まで。これらの素粒子や原子核の研究は基礎科学の重要分野で、宇宙の起源、物質や生命の根源の解明にもつながります。KEKは高性能加速器の分野で最先端の開発技術を持ち、半導体や電池など実用材料や創薬などにも私たちの研究が活かされています。2008年に小林誠特別栄誉教授が受賞したノーベル物理学賞の実証実験でも私たちの高エネルギー加速器が使われました。
職員には結婚や育児などでライフイベントがあっても、積み上げてきたキャリアを活かしてもらいたいと考えています。育児休暇からの復帰後に育児部分休業の制度を利用して1時間早く帰宅したり、子どもが体調を崩したときには特別休暇を利用できるように、育児休暇後の職場復帰をサポート。現在、この制度を利用して復帰した職員が多く活躍しています。キャンパスのあるつくば市、東海村も子育て支援に積極的に取り組んでおり、安心して仕事と子育てを両立することができます。また、つくば駅付近に単身用・世帯用の宿舎もあるので、遠方にお住まいの方も安心です。
事業内容 | 素粒子原子核研究所・物質構造科学研究所の2研究所と加速器研究施設および
共通基盤研究施設の2研究施設を置き、一体的に運営しています。 ■素粒子原子核研究所 ┗素粒子や原子核のふるまいを探るため、素粒子物理学・原子核物理学の研究を実験、 理論の両面から幅広く行っています。 ■物質構造科学研究所 ┗加速器から発生する放射光・中性子・ミュオン・低速陽電子を利用し、原子レベルから 高分子、生体分子レベルにいたる幅広いスケールの物質生命科学の研究を行ってい ます。 ■加速器研究施設 ┗科学研究の基盤となるさまざまな最先端加速器システムの研究・開発を行っています。 ■共通基盤研究施設 ┗機構における大型加速器を用いた研究遂行に必要な放射線防護、環境保全、コンピュ ータ、超伝導・低温技術、精密加工技術などの関連分野の研究・研究支援を行っていま す。 |
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広報活動 | 本機構では、研究・教育活動だけでなく、広く社会や地域の皆さんに科学に興味を持ってもらうために、広報活動にも積極的に取り組んでいます。
毎年、つくば、東海の各キャンパスで実施している、加速器トンネルや最先端の実験装置を間近で見ることができる一般公開を初めとして、様々な取り組みを行っています。 ◎詳しくはこちら(KEKホームページより) https://www.kek.jp/ja/PublicRelations/ (参考) 2021年度施設公開はオンラインで開催しました。 https://www2.kek.jp/openhouse/2021/ |
設立 | 2004年4月
※前身である高エネルギー物理学研究所は1971年に設立 |
資本金 | 504億3500万円
※2019年度 |
職員数 | 【各研究施設の構成】
■素粒子原子核研究所 教員:109名、技術職員:24名 ■物質構造科学研究所 教員: 67名、技術職員:22名 ■加速器研究施設 教員:133名、技術職員:56名 ■共通基盤研究施設 教員:40名、技術職員:33名 ■管理局その他:155名 ※2022年1月1日現在 |
予算 | 312億5700万円
※2019年度 |
代表者 | 機構長 浅井祥仁 |
事業所 | ■つくばキャンパス
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1 ■東海キャンパス 〒319-1106 茨城県那珂郡東海村大字白方203-1 |
沿革 | ■1971年
高エネルギー物理学研究所(現在の高エネルギー加速器研究機構の前身)設置 ■1977年 12GeV陽子シンクロトロンの共同利用実験開始(5月) ■1983年 フォトンファクトリーの共同利用実験開始(6月) ■1987年 トリスタンの共同利用実験開始(5月) ■2004年 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構発足(4月) ■2008年 小林誠特別栄誉教授 ノーベル物理学賞受賞 ■2009年 日本原子力研究開発機構と共同建設のJ-PARC完成(3月) 長基線ニュートリノ振動実験(T2K)開始(4月) ■2011年 Super KEKBのプロジェクト開始(11月) ■2017年 Belle II測定器「ロールイン」(4月) ■2018年 SuperKEKBがフェーズ2運転 電子・陽電子が初衝突(4月) ■2019年 Belle II 測定器で崩壊点検出器を入れての運転開始 ■2020年 SuperKEKB 加速器のルミノシティが世界記録を更新 ■2021年 KEK創設50周年(4月) 量子場計測システム国際拠点(QUP)発足(12月) ◎詳しくはこちら(KEKホームページ) https://www.kek.jp/ja/ |
ホームページ | https://www.kek.jp/ja/ |