業種 |
商社(インテリア)
専門店(音楽・書籍・インテリア)/文具・事務機器・インテリア/ブライダル・冠婚葬祭
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本社 |
東京
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テレビCMなどでもおなじみの【人形の久月】は、江戸時代創業の人形の製造問屋です。ひな人形や五月人形、羽子板・破魔弓などの「節句人形」をはじめ、日本人形やぬいぐるみの製造と卸売を行っています。また、日本が誇る人形文化を後世に伝えるために、伝統技術と時代や流行にフィットしたデザインを学ぶ人形学院も開校。ほかにも、ぬいぐるみの商品開発・製造を専門とするグループ会社も運営しています。
天保6年(1835年)、東京・神田川のほとりで初代・横山久左衛門(きゅうざえもん)が、ひな人形問屋の久月を創業。人形師だった初代は、その独創性を駆使して、自分の納得のいく美しい人形づくりに打ち込みました。その後、事業は2代目、3代目、そして現在の8代目社長へと継承され、久月は国内屈指の人形問屋に成長を遂げました。【人形の久月】のキャッチフレーズからなる広告を、みなさんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。「人形は心の和を創造する」を社の信念に、素材から細部の工程にまでこだわる姿勢を貫きつづけている当社。伝統を守り抜きながら、新たな時代やトレンドに合った商品開発にも積極的に取り組んでいます。
歴史と伝統を誇る久月ですが、その経営姿勢はきわめてチャレンジングで革新的です。昨年は、フィギュアメーカーとのコラボレーションにより、人気アニメキャラクターの日本人形(写真)を発表。名匠ならではの技が光る、美しいたたずまいと斬新さが注目されました。また、同アニメに登場する海賊船をモチーフとした室内飾りも販売しており、インテリアグッズやプレゼントとして人気を集めています。細部にまでこだわり抜いて美を極める名匠と、久月の新しい時代を切り拓こうと、積極的にアイデアを発信する社員たち。全社が一体となって、伝統の中に秘められた新たな可能性を模索して、時代のニーズに応えながら、革新に挑みつづけています。
伝統の人形問屋というと「昔ながらの古い体質なのでは?」「ガチガチの年功序列かも…」と不安に思う方がいらっしゃるかもしれません。でも、実際はまったく違います。社内は風通しが良く、自由な雰囲気に満ちています。社長は40代。日本の伝統文化を未来に継承したいとの想いを大切にしつつ、若手の意見を尊重しています。また、この業界は年間を通じて繁忙期(11月~4月)と閑散期(5月~10月)に分かれており、時期に合わせてメリハリをつけて働くことができるのも特徴です。当社では夏季休暇も長い人では2週間と、仕事に集中したら、プライベートも満喫!というように、社員はワークライフバランスを確立して活躍しています。
事業内容 | ◆節句人形(ひな人形、五月人形、羽子板・破魔弓など)の製造・卸売・小売
◆日本人形、ぬいぐるみの製造・卸売・小売 |
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設立 | 1950年11月(創業1835年) |
資本金 | 3,750万円 |
従業員数 | 87名(2023年6月現在) |
売上高 | 32億7,000万円(2022年7月31日) |
代表者 | 代表取締役社長 横山 久俊 |
事業所 | 本社/東京都台東区柳橋1-20-4
大阪店/大阪府大阪市浪速区恵美須東1-10-13 名古屋店/愛知県日進市浅田平子2-330 札幌店/北海道札幌市白石区菊水5条3-3-11 福岡店/福岡県春日市伯玄町2-3-2 静岡店/静岡県静岡市葵区新通1-13-10 流通センター/東京都江東区越中島1-1-1 倉庫/東京都台東区柳橋1-20-10、福岡県春日市春日7-2 |
系列会社・運営校 | 《系列会社》
久盛実業株式会社 株式会社吉久 《運営校》 久月人形学院 |