
「会社説明会で入社5年後にPL(※1)になれると聞いたけど、その先はどうなるんだろう?」
PLを経験した後にはどんなキャリアや成長が広がるのか、気になりますよね。
この記事では、実際にPLを経験した社員の声を紹介します。
「入社5年以降も成長できる会社かどうか」を知るヒントにしてください!
※1:アイエスエイプランにはPL(Project Leader)制度があり、PLには、与えられた権限の中で事業を進め、数字を作る役割があります。
具体的には、業務の目標や進捗を管理したり、メンバーを育成したりといった役割です。
なお、PLになるための試験制度として、C2E(Chief Consultant & Engineer)試験が用意されており、いつでも誰でも受験可能なのが特徴です。
【今回話を聞いたのは…】
現在、MBAに挑戦している青木ひなのさんです。
新卒研修を受けた後、クライアント企業の基幹システムの刷新プロジェクトに配属される。
C2E試験に合格後、物流企業の基幹システムのマイグレーション(※2)における更改プロジェクトに参画する。
その後はPLに昇格し、同企業の基幹システムやITインフラ、セキュリティなどの複数のプロジェクトをマネジメントする。
現在は、通信キャリアのオンラインショップ及びオウンドメディアの企画・開発プロジェクトにてPLとして活躍しながら、MBA取得を目指して大学院に通う。
※2:ITシステムを旧環境から新環境へ移行開発する対応のことを指します。
【PLを経験して感じたこと】
PLになると、それまでの「一つのチームを見ていればよい」立場から、「複数のチームを同時に見る」立場へと変わりました。クライアント企業は同じでも、チームが違えば扱う業務はまったく異なります。
例えば、以前担当していたチームでは物流企業の倉庫で利用されるITシステムを扱っていましたが、別のチームではクライアント企業のITインフラ全体を管理していたり、クライアント企業で働く社員が社内報を確認したり経費を申請したりできるITシステムを運用していたりします。こうした新しい業務に直面する中で、「一つのチームの進捗管理ができるようになっただけで成長した気になっていた自分」の視野の狭さに気づかされ、大きな衝撃を受けました。
さらに、PLになるとクライアント企業の管理職と直接会話する機会も増えます。しかし、話していて感じたのは、自分と相手とで見ているものがまったく違うということでした。私は複数チームを通じてプロジェクトの業務については理解できるようになっていましたが、彼らが見ているのは「企業全体の経営」です。経営の知識を持たない自分は、同じ会話の土俵にすら立てていないと痛感しました。
「このままではいけない」そう強く思い、経営を体系的に学ぶためにMBAが取得できる大学院へ進む決断をしました。