これが私の仕事	新農薬の作用機構研究分子生物学や生化学的手法を用いて農薬候補化合物の作用機構研究を行い、有効性と安全性を評価しています。新農薬の研究開発過程では、化合物のちょっとした構造変換で効力が大きく変わることがあります。その要因解析の手段として、大腸菌、酵母または培養細胞などを用いた実験をしています。試験を構築する上では、分子生物学や生化学の知識に加えて、有機化学や分析化学、さらには植物、菌、虫および哺乳類など様々な生物の知識が必要となるため、勉強の毎日です。勉強した知識や技術を活用して課題を解決出来た時は、苦労が実ったように感じてとてもうれしいです。知識や技術を身に着けスキルアップすることや、同僚と一緒に課題を解決しながら迅速な製品化につながる方法を模索していくことに仕事の面白さとやりがいを感じています。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	新農薬の研究開発で重要な新しい試験を構築した。入社2年目の時に、安全性に関する試験系の構築と化合物評価を担当しました。私の専門は植物であったため、哺乳類に関する知識は乏しい状態でした。背景知識を理解するのに非常に苦戦しましたが、安全性に関わる部署等様々な方の協力を得て、最終的には背景知識や意義をきちんと理解して業務を進めることができました。また、試験系構築により、より安全性の高い化合物の選抜ができるようになりました。自分の専門分野から一歩踏み出して仕事に取り組んだ経験は、多面的に物事を見る重要性と面白さに気づくきっかけになりました。この経験から、今も新たな視点を増やすためにチャレンジしています。また、そのチャレンジに理解を示してくれる職場の方にとても感謝しています。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	異分野連携が可能な研究環境と人を大切にする社風私は様々な分野のプロフェッショナルの方と協力して農薬の研究開発に携わり、作物生産環境の向上に貢献したいという思いを持っていました。弊社は新農薬の研究開発を実施しており、また同じ敷地内に安全性分野、合成分野、生物分野、分析分野の人が集まって研究を進めていることから、異分野連携がスムーズに行われているのではないかと考えたのが志望理由です。また、会社説明会や研究所見学での先輩社員との交流で感じた、人を大切にする社風も入社の決め手となりました。

これまでのキャリア	研究開発（現職・今年で４年目）