鰹節および関連商品、大手メーカーの液体だし、カップめんの粉末調味料、自社ブランド商品まで、取引先のニーズに合わせて開発を行う鰹節メーカーです。日本全国で使われている鰹節ですが、実は焼津市・鹿児島県指宿市・枕崎市の3ヶ所でそのほとんどが製造されています。なかでも当社が所在する焼津市はカツオ水揚高50年以上日本一の港町。当社は、鰹節やだしを必要とする全国のお客様より信頼をいただいています。
2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことはご存じの方も多いと思いますが、世界に「和食」が広がっている中、実はヨーロッパに日本のかつお節を輸出することができなかったということはあまり知られていないかもしれません。世界で最も厳しいと言われているヨーロッパの規制『EU・HACCP』を、「新丸正」は日本で初めて取得し、ついに国産のかつお節の輸出までこぎつけることができました。もちろん、私たちの会社だけががんばったわけではありません。行政、漁業会社、焼津港など、様々な機関と協力し、かつお節の本場である焼津の「UMAMI」を発信したいと考えた人々とともにやっと達成することができました。
一般的に「かつお節」そのものを製造する会社と、かつお節から「削り節」を製造する会社は異なることがほとんどです。しかし当社は、かつお節の加工から削り節はもちろん、だしパックや調味料などの二次加工品まで、企画開発から一貫して取り組んでいます。かつお節とひと口に言ってもたくさんの工程があり、用途によって加工方法も様々。一貫製造だからこそ、社員一人ひとりのアイデアが国内に新しいかつお節の美味しさを広めるだけでなく、世界に日本の「和食」の美味しさをだしから伝えていくことができると考えています。他の食品と同様、国内消費の落ち込み、安い海外産の増加という危機を、自分達のアイデアで乗り越えていきます。
創業88年という長い歴史と伝統を持ちながら、その社風は常に前のめり。だからこそ、自分たちのアイデアが商品につながりやすいと考えています。企業規模は決して大きくはありませんが、小回りの利きやすさが私たちの武器です。ネットでも話題の「かつお節チップス」は、入社3年目の社員が開発し当社の大ヒット商品となりました。今回、私たちが募集しているのは、商品開発、品質保証、製造管理、企画営業職です。お客様の声を聞き、そこから商品の改良、新商品へとつなげる力、世界レベルの衛生基準を満たす技術力、日本だけでなく世界中のお客様の要望に合わせ、最高の「UMAMI」を生み出す開発力、社会人として成長できる環境が広がっています。
事業内容 | 水産加工業(製造販売品目:鰹節、削り節、だし調味料 他)の開発・製造・販売 |
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設立 | 1951年4月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 117名(2024年1月時点)
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売上高 | 33億円(2023年度)
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代表者 | 代表取締役社長 久野徳也
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事業所 | 【本社】
静岡県焼津市三和1384-1 |
沿革 | 1935年 3月 故久野正作が焼津市城の腰に「久野商店」を創立
削り節の製造販売と削り節原料の卸問屋を創業する 1944年 5月 焼津市小川新町1563-4に、削り工場移転新築 1951年 4月 資本金200万円で【焼津削節株式会社】を設立 1960年11月 鰹節加工場を建設、鰹節の製造開始 1969年 5月 本社を焼津市三和1384-1に移転 1971年10月 農林水産省削りぶしJAS認定工場に認定される 1990年10月 焼津削節株式会社を【株式会社新丸正】に社名変更 2002年 5月 鰹節工場が厚生労働省より対米HACCP工場として認定 2008年 7月 工場直売店「堅魚屋(かたうおや)」開店 2011年 3月 代表取締役社長に久野徳也が就任 2017年 2月 日本で初めて鰹節工場が水産庁より対EUHACCP工場として認定 2019年 7月 日本で初めて削り節工場が水産庁より対EUHACCP工場として認定 |