皆さん、こんにちは!株式会社ウエマツの採用担当です。
前回は、印刷物の種類によって印刷機が変わるということをお伝えしました。
印刷の5大要素にも含まれている“印刷機”は、印刷においてとても影響力のあるものです!そんな印刷機について今回はお話ししていきます!
皆さんは、印刷機という言葉を聞いてどのようなものを想像しますか?
映画などに出てくる新聞を印刷する機械を思い浮かべる人や、ご家庭やコンビニにあるコピー機を思い浮かべる人など、様々だと思います。
実は、印刷機は大きく分けて2つに分類することができます。
それは、ロール状の紙を使って印刷する「輪転印刷機」と、1枚ずつにカットされた紙を使って印刷する「枚葉印刷機」です。新聞を印刷する機械は輪転印刷機、コピー機は大きく分けると枚葉印刷機となります。
つまり、使う紙の形状が異なる、ということが大きな違いです!
輪転印刷機は、印刷するスピードが速く、大量に印刷することができる機械です。これはロール状の紙を使うのでまとめて印刷できるからです。ですが、カタログや写真集といった高品質の印刷物には適していません。枚葉印刷機は反対に高い品質を求められる様々な印刷物を印刷することができます。ただし、輪転印刷機に比べればスピードは遅くなってしまいます 。
このように印刷機によっても印刷できる内容が異なってくるので、紙への印刷でも、印刷物の種類(商業印刷物や出版印刷物など)によって印刷機が決まりますし、印刷できる会社も決まるのです!
ウエマツで使用している印刷機は、“オフセット枚葉印刷機”と呼ばれる印刷機になります。
枚葉印刷機なので、高品質な印刷物を印刷するのに適しております!
そして、「オフセット」とは、印刷の仕組みのことです。オフセット印刷は下のような流れで印刷をしています。
1. アルミ製の版にインキをつける
2. ゴム製のローラー(ブランケット)にインキを転写する(インキを版から“off”)
3. ブランケットから紙にインキを転写する(インキを紙に“set”)
このように、版から直接紙にインキを転写するのではなく、間にブランケットという別のものを挟んで版から紙へインキを転写するのでオフセットと呼ばれます。このような工程で印刷することにより、 印刷に使用する版の傷みが少なくなりました。そのため、高い品質の印刷物をより早くより効率的に生産できるようになったのです!
そして、オフセット印刷では、基本的に C・M・Y・Kの4色で様々な色を表現しています。
1色につき1枚のアルミ製の版を使用するので、C・M・Y・Kの4色を使って印刷するためには4枚のアルミ製の版が必要になります。そして、順番に色を細かく重ね合わせることで様々な色の印刷物を印刷しているのです。これは一般的な家庭用プリンターやコンビニのコピー機も同じですね...!
ところで…、皆さんは印刷機がどれくらいの大きさかご存じでしょうか?
ウエマツの戸田工場では、18台の印刷機が毎日大量に印刷を行っていますが、印刷機は小さいものでバス1台分、大きいもので電車1両分ほどの大きさがあります!印刷スピードについては、1秒間に5枚印刷できる速さで機械は動きます!
一次選考の際に、戸田工場見学も実施いたしますので、
印刷機の大きさやスピード感をぜひ実感していただけますと嬉しいです!