名糖運輸株式会社

私たち名糖運輸は、設立以来60年以上にわたって蓄積してきた低温物流の経験およびノウハウと、全国に広がる物流センターのネットワークを駆使して、チルドを中心とした食品物流を手がけています。当社がメインとするパートナーの一つが、大手コンビニチェーン。日本の各地で人々の暮らしを支えるコンビニエンスストアに数多くの商品をお届けしており、当社の安定を支える柱となっています。「食」の物流を支える私たちの仕事は、社会に必要な血液を送り届ける血管のような役割を果たしているといえます。人目につくことはあまりありませんが、人々の生活に欠かせない「食」を扱うという意味で、社会の変化に影響されにくいという側面もあります。

当社は1959年、当時の名古屋精糖株式会社と協同乳業株式会社が、自社製品および原材料の輸送を担う会社として、両社の共同出資で設立されました。以降、戦後の高度経済成長のもとで順調に発展し、チルド物流を主な市場として安定した経営体制を築いてきました。その後、乳業・飲料等の各チルドメーカー、量販店、コンビニエンスストアをはじめとするチェーンストアへと得意先も拡大の一途をたどり、保管・仕分け・包装・流通加工等のセンター管理、輸送までを備えた総合物流会社として地歩を固めてきました。2001年には東証一部に上場、2009年に設立から50周年を迎え、「CHILLED LINE MEITO」のさらなるブランド力の向上と拡大を目指しています。

食品を中心とする商品の鮮度と品質をそのまま保ち、輸送することが私たちの使命です。配送車は、フローズンへの対応をはじめ、商品に合わせて温度設定の変更ができるほか、2つの温度帯の商品を同時に運べる2室の配送車も投入しています。また、全車両に装着した、運転情報を管理するデジタルタコグラフに温度センサーをつけ、出庫から帰庫までの車輌庫内の温度状況を常時管理しています。繊細な温度管理が要求されるチルド商品を中心に扱っている当社では、フローズンやドライ、定温帯など、それぞれの商品について適温で保管できる施設・設備を管理。クライアントのニーズに最適な物流を構築し、受発注システムなどを合わせてご提供しています。