山下電気株式会社

山下電気は創業88年の歴史ある企業。日本において、二色成形品の開発・製造を手掛けたパイオニアです。特許を取得している金型の温度コントロールシステム「Y-HeaT（Yamashita Heat Technology）」には、成形不良となるウエルドライン（金型内で異なる方向から流れてきた樹脂が、完全に融合せずに固まることによってできるV字型の溝）を金型の表面温度を高温化して消失させる、ウエルドレス成形技術が用いられています。山下電気は、プラスチックスとエレクトロニクスの複合技術の分野でトップクラスの技術力を持ち、業界をリードしてきました。これからも技術革新を続け、お客様に満足いただける製品づくりを行っていきます。

本社は、品川駅から京浜急行で5分たらずの青物横丁駅が最寄り駅。青物横丁駅からは本社までは徒歩5分で、りんかい線品川シーサイド駅からも徒歩10分と、交通利便性のよい場所に立地しています。本社の前を通る道路は旧東海道で、下町情緒が残る温かい雰囲気のエリアです。東京地区の他の3つの事業所も周辺に立地しており、本社部門（総務・経理）や営業部門、海外調達部門、技術部門の一部などを置いています。営業部門ではプラスチック部品の受注に向けた営業活動を行うほか、「Y-HeaT」のライセンス販売も扱っています。営業職はプラスチックスや射出成形金型に関する知識を身につけ、お客様への提案業務に活かしています。

1983年に稼動開始した山梨工場は、増築や生産ラインの増設を重ね、現在では二色成形工場棟や射出成形工場棟、大型射出成形棟、金型工場技術センターなどがあります。山梨工場で活躍するのは、金型設計・製造職や品質管理職、製造職と技術職の一部。様々なプラスチック成形品を手掛けているため、幅広い業界のものづくりに貢献できるというやりがいがあります。たとえば、製造職は成形機への金型の取り付けや周辺機器の条件設定などを担当。製品に不具合が起きると仮説を立て、金型の調整や周辺機器の設定変更などを行います。技術職は研究開発を担当。一例を挙げると、樹脂流動解析による金型内部の樹脂流動のシミュレーションを行っています。