■純米大吟醸「獺祭」の製造販売
私達は日本酒の最高峰、純米大吟醸のみを造る酒蔵です。
「獺祭」は今や日本酒輸出金額の15.0%以上を占め(2022年輸出統計より)、世界中で愛されています。
パリの「Dassai Joel Robuchon」、NYに開設した酒蔵「Dassai Blue」、酒米の概念を変える「最高を超える山田錦プロジェクト」等、旭酒造は「日本酒を世界で飲まれるお酒にする」ため、酒蔵の常識を超えた挑戦に挑み続けます。
2023年9月19日、私たち旭酒造はアメリカ・ニューヨーク州に最先端設備を備えた酒蔵を開設し、獺祭の米国発ブランド「Dassai Blue」を立ち上げました。現地では本社の酒蔵から赴いたベテランスタッフと地元採用のルーキーが、 100%山田錦から醸されるプレミアム日本酒を製造。将来的にはアメリカでの山田錦栽培に向け、現地の協力農家さんとの協業も進められています。この業界でも稀な挑戦は「日本酒を世界で飲まれるお酒にする」という、私たちの大きな夢に向けられた取り組み。もちろん日本酒の一般化、また日本流のものづくりの定着には、今後多くの壁が立ち塞がるでしょう。しかしそれだけに「面白い」のです。
日本酒業界はここ50年で、売上げを4分の1まで減らしていました。そこには様々な要因もあるのですが、旭酒造は原点に立ち返り、とにかく品質にこだわり抜いた、美味しい酒・楽しむ酒を造ることに集中。社員全員で技術研鑽とノウハウ蓄積を続け、1990年にようやく「獺祭」に到達しました。獺祭の味は広く市場で知られることとなり、その売り上げも年々拡大。海外の公的パーティでの採用など、世界的な日本酒評価の一助ともなりました。この10年で日本酒の輸出量は3倍に急伸しています。しかしそれでも、例えば米国の酒類消費量のうち日本酒が占める割合は、まだわずか0.2%。挑戦のストーリーは、まだこれからが本番なのです。
事業内容 | 【純米大吟醸酒「獺祭」および関連製品の製造販売】
■「獺祭」は、米の77%を磨いた「二割三分」に代表される、酒米として最高品質の山田錦を使った純米大吟醸のみを造り、純米吟醸酒の国内市場で圧倒的なトップシェアを誇っています。 ■業界内で常識とされていた杜氏制度、寒仕込みなどを廃止して、大吟醸造りの基本に忠実に、データ蓄積の上に更なる品質向上を目指し、美味しさを追求する「社員全員による」生産体制を作りあげました。 ■「獺祭」は、国内はもちろん海外でも高く評価され、世界30カ国以上に輸出されており、2021年には海外の売上高が国内売上高を超えるまでになりました。 ■獺祭Store本社蔵・獺祭Store福岡・天神獺祭スパークリング(2024年10月23日新規オープン!)と直営店舗も展開。作り手の立場で直接お客様とふれあう機会も設けています。 ■フランス・パリの中心地で、直営店「Dassai Joel Robuchon」を経営。フランス料理の巨匠、ジョエル・ロブション(故人)が、「獺祭」に惚れ込んで実現したレストラン&ショップです。 ■ニューヨークのマンハッタンから北に2時間ほどハドソン川を北上した、ハイドパーク市に酒蔵を建設しました。醸す酒のブランド名は「DASSAI BLUE」。そのコンセプトは日本のことわざ「青は藍より出でて藍よりも青し」に由来しており、「日本で作られるオリジナルの獺祭を超える」という想いからこの名が当てられました。 造られる酒は最高級酒の純米大吟醸のみ。NYハドソンバレーの水と、山田錦の米で醸します。酒米は、今は日本産の山田錦のみですが、近い将来、米国産の山田錦も使用する予定です。 2023年9月25日よりNYで販売を開始し、2024年4月には日本国内への逆輸入も実現しました。 ■2022~2026年を処遇改善期間と設定、基本給を計画的にアップしています。 |
---|---|
EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2021 ジャパンで日本代表に選出 | 「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」とは世界60ヶ国、145都市を越える国と地域を代表するアントレプレナーの功績を称えるグローバルな表彰制度です。
新たな事業に挑戦し、社会にイノベーションもたらす魅力あふれるアントレプレナー(起業家)の 日本代表として当社会長の桜井博志が選ばれ、世界大会へ出場しました。 |
設立 | 1948年1月 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 310名(2023年12月現在) |
売上高 | 174億6100万円(2023年9月期実績) |
代表者 | 代表取締役 桜井 一宏 |
事業所 | 本社/山口県岩国市周東町獺越2167-4 |
沿革 | 1948年1月 岩国の蔵元5社が合併し、旭酒造株式会社設立
1957年 代表取締役に桜井博治が就任 1984年 代表取締役に桜井博志が就任 1990年 「獺祭」販売開始 1999年3月 年間雇用社員による四季醸造を開始 2000年10月 遠心分離機導入 2003年2月 槽場汲み開始 2005年4月 精米工場 竣工 2010年5月 Kosherマーク取得 2016年3月 獺祭Store博多店 開店 2016年7月 商品出荷センター竣工 2016年9月 獺祭Store本蔵リニューアル 2016年9月 代表取締役に桜井一宏が就任 2016年11月 獺祭Store銀座店 開店 2017年12月 ニューヨークに酒蔵建設を発表 2018年4月 パリに獺祭ジョエルロブション 開店 2023年9月 ニューヨークハイドパークに酒蔵開設 2024年1月 獺祭Store銀座店 閉店 2024年10月 天神獺祭スパークリング 開店 |