これが私の仕事 |
製品輸出の舞台裏でのお手伝い(海外規制・規格対応支援) 海外に製品を輸出・販売するとき、日本とは異なるスペック要求を課されることから、新たに様々な試験・評価を行わなければならないケースがあります。しかし、海外の規制・規格の情報は日本では入手しづらいものも多く、具体的にどのようなアクションをすべきか判然としないこともしばしばです。現在私は、そうした悩みを持つお客様のため、特に鉄道車両・航空機・自動車・建築材料といった産業分野について、海外規制情報の集約、情報発信、必要な作業や試験評価の立案・コンサルティング、海外の専門機関とのネットワーク構築などを通してサポートを提供する仕事をしています。身近な製品が市場に出るための、舞台裏での作業のお手伝いというイメージです。技術的な知見と、語学力や調整力の両方が要求され、日々仕事を通じて勉強を続けています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
海外鉄道車両プロジェクトにコンサルタントとして長期にわたって深く関与 6年ほど前に、ある鉄道車両メーカーの海外プロジェクトに、車両防火規格対応のコンサルタントとして深く関わらせてもらったことがありました。欧州で作られた新しい規格への適合が求められ、お客様も手探りで対応されている状況の中、当社からイギリスの専門機関と協同でのサポートを提案し、以降、約2年にわたって規格適合に向けた作業を進めました。必要な試験の手配、車両部材サプライヤとの調整、当局への提出文書の作成、海外当局との折衝のフォローなど、あらゆる仕事をご一緒し、紆余曲折を経て最終的に当局からの承認を得るに至りました。最近、そのお客様が受注した全車両の納入が無事完了したとのニュースを目にしたときは感慨深いものがありました。仕事の一環ではありましたが、試験運転中の車両に乗せてもらったことも良い思い出です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
真摯に話を聞く文化 面接で自分の研究内容を真摯に聞いてもらったことが印象に残っています。業務と研究内容との関連性に拘らず、面接を通してこちらの能力・人間性をできる限り掴もうとする姿勢を感じ、その時当社に対する一定の信頼感が自分の中で醸成されたと思います。この面接の文化は現在も連綿と続いているようで、1人の学生さんの面接に複数の社員が参加し、時には1時間を超えて真剣に研究発表に耳を傾けています。そうした取り組みの甲斐もあってか、当社の社員には故意に誰かの足を引っ張ろうとしたり、同僚を不当に貶めようとしたりする人がまったくいないと思います。これはなかなか得難い職場環境であろうと自負しています。 |
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これまでのキャリア |
新卒で入社→プラスチック材料の燃焼試験業務及びUL認証申請代行業務(7年間)→新規事業として鉄道車両、航空機、建築材料を中心に海外規制・規格適合支援コンサルティング業務開始(今年で7年目) |