今週もなんとか乗り切っていきましょう。
今日は最近見たニュースで
気になったものをご紹介しようと思います。
子どもの幸福度についてのニュースです
これは、ユニセフがOECD=経済協力開発機構や
EU=ヨーロッパ連合に加盟している国々を対象に、
さまざまなデータをもとに子供の幸福度をまとめたものです。
幸福度は「身体的健康」と「精神的幸福度」、
それに学問などの能力に関する「スキル」の3つの分野ではかられます。
日本は子どもの肥満の割合や死亡率から算出する、
「身体的健康」が前回と同じく1位で、
「スキル」は前回より順位を大きくあげて12位でした。
一方、「精神的幸福度」は前回より5つ順位をあげたものの32位となっています。
これは生活にある程度満足している子どもの割合が増えて
各国の平均とほぼ同じ水準になった一方、
自殺率が上がって4番目に高くなったためだそうです。
そして、総合は14位という結果になりました。
報告書では、先進国では新型コロナウイルス禍によって
子どもの学業の成績や精神的・身体的な健康度が著しく低下したと指摘し
現代の子どもは疫病や紛争、異常気象に見舞われている世界で
成長せざるを得ず、各国の対策が必要だとしたということです。
身体的幸福は1位であるのに対し、
精神的幸福は36位中32位という結果を見ると
日本人の考え方や今の日本の状態?と関連づいているのかとも思いました。
日本人には自分と他者と比べる癖がある傾向がありますよね。
そのため自分ではなく他人を尺度にしてしまう事から
幸福感が少なくなってしまうとも考えられているようです。
また、報告書にもある通りコロナでの生活の制限が続いたことや、
最近では物価高、お米の不足、税率が上がっていることなども
影響しているのではないかと思います。
子どもの幸せは、親の余裕から生まれることもありますから
親に余裕がなくなることで子どもに精神的な影響が出ることも大いに考えられます。
仕方がないことではありますが、
子どもはある程度大きくなるまで
大人のもとで限られた世界で生きていかなくてはならないですし、
今思い返すと子どもの頃の世界は大人が思う以上に
狭いものなのかもしれません。
子どもは大人との関わりや関係を切り離せないものだからこそ、
大人は大人としての役割を考える必要があるのではないでしょうか。
この問題は自分に子どもがいるいないに関わらず、
社会問題として考えるべきことなのではないかと思います。
国や文化によっても幸せの感じ方が変わってくると思いますが、
どんな環境が子どもたちにとって幸せなのか、
子どもたちが笑顔でいられる社会を目指していきたいですよね。
子どもの精神的幸福度が低いということは
同様に大人の幸福度も低いという事に繋がるのか?
はたまた、子どもの幸福と大人の幸福は切り離して考えるべきなのか?
・・・とても考えさせられるニュースでした。