当社は、2015年の北陸新幹線開業に伴い、JRから経営分離される並行在来線(北陸本線県内区間)を運営するため設立された鉄道会社です。
富山県の並行在来線は県内を東西に走る幹線鉄道であり、JR城端線・氷見線・高山本線、富山地方鉄道線のほか、万葉線、路線バスなど、県内の公共交通機関のネットワークのハブステーションとして、多くの県民の日常生活を支える重要な役割を果たしています。
あいの風とやま鉄道は、全国新幹線鉄道整備法により、北陸新幹線開業とともに新たに開業した鉄道会社です。JR西日本からの経営分離後は、県、市町村、民間が出資する第三セクターとして運営しています。「あいの風」とは、豊作、豊漁等「幸せを運ぶ風」として県民に親しまれている古くからの呼称です。当社の経営理念として、『鉄道経営の基本である安全性の確保を最優先とし、多くの県民の身近な生活路線として、利用実態に即した利便性の確保を図る』を掲げ、この「あいの風」のように県内を東西に横断し、県民に豊かさ、幸せを運び届けることができる鉄道、また、利用者との「出会い」を大切にし、県民に「愛」される鉄道を目指しています。
列車の安全運行を支える仕事は多岐にわたります。駅では出改札や列車の連結等を行う運転取扱業務、列車の運行管理を担う指令部門、線路の保守・管理、建築物や構造物を担う施設部門、信号機や電力を担当する電力部門や列車のメンテナンスを行う車両部門など、多岐な分野でハイレベルな業務を、それぞれプロが職務を遂行しています。鉄道は専門性を必要とすることから、習得には時間が必要です。しかし、地域社会の暮らしに大きく関わる仕事とあって、他では得ることのできない満足感、そしてやりがいを感じることでしょう。あいの風とやま鉄道の社員は、一人ひとりが与えられた役割を自覚と責任を持って職務を全うするプロ集団です。
事業内容 | 富山県の並行在来線の運営
【営業キロ】100.1km 【駅数】21駅(石動駅~越中宮崎駅) |
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設立 | 2012(平成24)年7月24日 |
開業 | 2015(平成27)年3月14日 |
資本金 | 40億円
(出資比率:県63%、市町村27%、民間10%) |
従業員数 | 404名(2024年4月現在) |
売上高 | 54億231万円(2022年度決算より) |
代表者 | 代表取締役社長 伍嶋 二美男 |
事業所 | 富山県富山市明輪町1番50号 |
出資者 | 株式会社インテック、株式会社北陸銀行、北陸電力株式会社、YKK株式会社、株式会社富山第一銀行、三協立山株式会社、大谷製鉄株式会社、富山地方鉄道株式会社、株式会社アイザック、株式会社タカギセイコー、トナミホールディングス株式会社、株式会社富山銀行、株式会社不二越、北陸コカ・コーラボトリング株式会社、北陸電気工業株式会社、リードケミカル株式会社、田中精密工業株式会社、ダイト株式会社、鉄道機器株式会社、東亜薬品株式会社、日本カーバイド工業株式会社、伏木海陸運送株式会社、ヤヨイ化学工業株式会社、株式会社ユニゾーン、株式会社陽進堂 (順不同) |