業種 |
化学
非鉄金属/精密機器/半導体・電子部品・その他/コンピュータ・通信機器・OA機器
|
---|---|
本社 |
京都
|
◆京都を拠点に148年。着物からモバイル機器にいたるまで、幅広いモノづくりに関わっています。
明治9年に西陣織の刺しゅう用金銀糸から始まった
事業は、自動車部品、菓子袋、窓ガラス、
各種ディスプレイなどのモノづくりに発展しています。
その秘訣は、ドライコーティング(真空蒸着とスパッタリング)と
ウェットコーティングの技術を併せ持っていること。
独自のポジションで成長を続ける京都の老舗企業です。
コーティング、薄膜の技術と聞いて、どんな製品の、どんな箇所に使用されているイメージを持ちますか? OIKEでは「真空蒸着」「スパッタリング」「ウェットコーティング」の3つのテクノロジーを駆使することで、あらゆる分野のモノづくりを支えてきました。例えば、「化粧品の外装のように、シルバーやゴールドで高級感を醸し出したい」「伝統工芸品で金銀箔・粉で美しさを表現したい」といったニーズに応えることから、フィルムに電気を通す技術を使ってエレクトロニクスや建材分野への進出も果たしています。その使用用途はまさに無限大。アイデア次第で、世界でたったひとつしかないモノづくりを実現することも可能なのです。
OIKEにはさまざまな顧客から、コーティングやフィルムに関する相談が舞い込みます。その中には、新商品のようにゼロから作り上げるものもあれば、現状の製品をよりよく改良していく仕事もあります。いずれの場合も、お客様から要望を受けるのは、実現したい機能や仕様のみ。それをいかに実現するのかは、技術者一人ひとりに委ねられています。ゴールに向けて解決策を模索する、アプローチの方法を考える自由さこそが、OIKEのモノづくり現場における特徴のひとつ。自分のアイデアで完成させ納品したものが、時を経て実際に世に出た姿を目にしたとき、きっと大きな充実感を感じることができるでしょう。
開発担当であっても、1日中ラボにこもって作業に没頭、というわけではありません。すぐ隣には営業担当が座っていますし、上司や先輩とも気軽に声を掛け合えるので、コミュニケーションをとりながら、仕事を進めていくイメージです。製造現場もすぐそばなので、営業から製造にいたる全体を見られるという良さもあります。また、有給休暇取得もしやすく、そのときに受け持っている製品の開発スケジュールにもよりますが、夜遅くまで残って仕事する風土もありません。健全に仕事に取り組める環境がOIKEにはあり、それが職場の雰囲気にも表れていると思います。
事業内容 | フィルムの表面を加工して機能性を持たせたものや、さらに二次加工を経て最終製品に近い形になったものなど、OIKEのモノづくりはその幅広さが大きな特徴です。
◆光学・情報ディスプレイ TV・PCやカーナビなどのディスプレイを見やすくする。 ◆エレクトロニクス 電気を通す、遮る技術で、携帯電話、PDAなどに貢献。 ◆建材・環境・自動車 紫外線を防ぐ窓ガラスなど、各産業を見据えた機能を提供。 ◆機能性転写フィルム さまざまな機能を素材に付加できる転写フィルムを提供。 ◆パターニング加工 素材の一部に細密な柄や機能を付加。 ◆軟包装 食品などのパッケージに、品質を守る機能をプラスする。 ◆メタリック転写箔 上質感や機能を演出し、イメージ戦略を担う。 ◆メタリックパウダー 漆器・舞扇といった工芸品から他分野までを艶やかに装う。 ◆金銀糸 ニット、織物などの衣料や繊維資材などに輝きや機能を演出。 ◆リーフパウダー(R) 塗装や印刷時に優れた意匠効果を発揮する機能性材料。 |
---|---|
創業 | 1876年(明治9年9月) |
設立 | 1947年(昭和22年9月) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 単 体:111名(2024年10月現在)
グループ:547名(2024年10月現在) |
代表者 | 代表取締役社長 尾池 均 |
売上高 | 非公開 |
事業所 | [本社]
〒600-8461 京都市下京区仏光寺通西洞院西入ル木賊山町181番地 [上鳥羽事業所 本館] 〒612-8418 京都市伏見区竹田向代町125番地 [上鳥羽事業所 西館] 〒601-8123 京都市南区上鳥羽南塔ノ本町8番地1 [ディスプレイ材料事業部] 〒601-8122 京都市南区上鳥羽北塔ノ本町35番地 [フロンティアセンター] 〒601-8121 京都市南区上鳥羽大物町65番地 [倉吉事業場] 〒682-0925 鳥取県倉吉市秋喜282番地8 [東京事業所] 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-8-5 日本橋本町三丁目ビル8階 [パリ事務所] 128 bis, avenue Jean Jaures, batiment O9, 94200 Ivry-sur-Seine, France [日本尾池工業株式会社上海代表処] 中華人民共和国上海市長寧区婁山関路85号 東方国際大厦 B座506室 郵編200336 |
関連会社 | 尾池アドバンストフィルム(株)
尾池メタリックデザイン(株) 尾池パックマテリアル(株) (株)OIC |
OIKEのコアテクノロジー | 私たちOIKEの基盤テクノロジーは、Roll to Rollのプラスチックフィルム素材に多種多様な金属や酸化物を積層する「真空蒸着」「スパッタリング」の技術(ドライコーティング)と、有機・無機の化合物塗料を塗布する「ウェットコーティング」の技術(ウェットコーティング)。
これらのテクノロジーをさまざまに組み合わせることで、既存の製品や部品に新たな機能を実現させたいという、各種業界からの幅広いニーズに応えています。 【ドライコーティング】 ◆真空蒸着 真空状態で金属、酸化物、硫化物などの蒸発材料を加熱して気化させ、フィルムに薄膜を形成する技術です。金属などの持つさまざまな機能を付加することができます。 ◆スパッタリング 真空中状態でイオン化した高エネルギー粒子をターゲットに衝突させることにより、ターゲットを構成する成分が粒子としてたたき出されます。この粒子をフィルムに付着させる技術です。 【ウェットコーティング】 有機化合物および無機化合物を塗料化。種々の塗工方式を用い、フィルムに塗液を薄膜状に塗布する技術です。 |
環境活動 | ◆製品アセスメントに積極的に取り組み、環境配慮型の製品を開発。
例えば、太陽光の熱線カット効果でエアコンの使用を減らせる窓用フィルム、金属メッキの代わりを果たす蒸着フィルムなど、OIKEでは、環境保全効果の期待できる製品を提供しています。 繊維分野では、脱ホルマリン製品の開発を行い、包材分野では、トウモロコシを原料とした後処理の容易な生分解用蒸着フィルムも生産するなど、環境への影響を考慮したモノづくりを徹底しています。 一方で、各分野における有害物質の法規制に対応、全廃に向けた取組みを推進。大気汚染防止法のVOC対策も万全です。 ◆ISO14001認定企業として、工場の省エネルギー、廃棄物低減にも尽力。 企業活動のあらゆる方面から積極的な環境対策を図るため、環境マネジメントシステムを確立し、2004年3月に国際規格ISO14001を認証取得しました。 工場で使用されるエネルギーの省力化や廃棄物の削減・リサイクル促進など環境負荷の低減に向けた活動を継続的に続けております。 |