こんにちは。
芝園開発の採用担当・丸山です。
【就活のギモン】「あなたの経験」を聞く理由と「人事評価」の意外なつながり
「面接官が「あなたの経験」を聞くのは、他の人にない「あなたらしさ」を把握しておきたいからです!
じゃあ、どうして面接官は「あなたの経験」把握したがるのか。経験の語られ方や要点の押さえ方が、あなたの「人事評価」につながってくるからです。つまり、「働き始めた後、自分の活躍をきちんと会社に伝えられる人だろうか」と面接官は気に掛けています。
就活の「面接官」と人事評価の「考課者」って似てる
就活生の方はよく聞かれるでしょう。
「これまでどんなご経験をなさってきましたか?」
芝園開発でも半年に1回開催される「面談」で似たようなことを聞かれます。
「では、この半年の活動について教えてください」
就活では面接官が質問し、人事評価では「考課者」が尋ねます。
彼らは最終的にわたしたちを評価するために話を聞いているところも全く同じです。
「合/否」、「S~C」の判定がされ、「入社/お祈り」、「昇格・昇級/降格・降級」が決まる。
面接も面談も、判定者の材料集めの場です。
面接官は、書類だけでは拾い上げられない判断材料をつかもうとしているんだ、と考えてもらえたら、採用担当としてはありがたい限りです。
「面接官」と「考課者」に判断材料を手渡そう
では、何を伝えればいいのか?
面接官が気にしている項目はこれです。
(1)何をしたのか
(2)あなたの立場はなにか
(3)どうしてそれをしたのか
(4)数ある手法からどうしてその方法を選んだのか
(5)そして、状況はどうなったか。
上記は、人事評価の面談でもまったく同じことを聞かれます。
ESや履歴書に記す前に、ざっくりとした下書きをつくりましょう。
===たとえば、こんな下書き====
ケーキ屋のアルバイト経験
(1)何をしたのか
中国人のお客様のため、お誕生日プレートに中国語でお祝いの言葉を書いてあげた。
(2)あなたの立場はなにか
チェーンのケーキ店の対面販売スタッフ。バイト歴は6か月を迎えたばかり。
(3)どうしてそれをしたのか
お客様がケーキを選びながら中国語で電話をしていた。学校で第二言語に中国語を選択していたため、「(おたんじょうびおめでとう)」の言葉が聞き取れた。
お客様からプレートをつけてほしいという要望はなかったが、翻訳アプリを使って「プレートはいりますか?」「(おたんじょうびおめでとう)と書いてよろしいですか?」と確認をしたところ、お客様から「つけてほしい」と依頼があった。
(4)数ある手法からどうしてその方法を選んだのか
要望がなかったのだから「つけない」という選択肢もあったが、そもそも、手書きプレートは無料でつけられるサービスです。
せっかく言葉が聞きとれたのだから、日本語で応対できるお客様と同じように接して、プレートが要るかどうかの確認だけでもしたいと思った。手先が器用でプレートづくりは得意だったので、お客様に喜んでもらえると思った。
(5)そして、状況はどうなったか
お客様から本部にお礼のメールが届き、プチ報償の対象者となった。中国語に対応した指差し用ペーパーを作成し、店長に提案したところ、首都圏の店舗に設置された。店舗の仲間からも「これ便利だね」と使ってもらえています。
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※(おたんじょうびおめでとう)部分は本来中国語なのですが、環境依存文字のため表示できず。
「あなたの経験」に(1)(2)(5)しかないのはもったいない!
(3)と(4)を伝えれば、もっと人物に厚みが出ます!
面接官は、他の人にない「あなたらしさ」を知りたいと願っています。
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