これが私の仕事	船体構造強度評価に係る研究開発業務弊会は船の設計・建造・検査の基準をつくり、その基準どおりに船がつくられ、保守されているか公正な立場から検査を行うことを主な業務としています。技術研究所は、このような業務に直結した研究開発活動と海事社会の一員として果たすべき役割に基づく活動を両輪とした取組みを推進しています。その中でも私は船体構造の強度に係る研究開発に携わっており、最近は、コンピュータ上に作製した船体構造を対象にシミュレーションを行い、様々な検討を行っています。私が取り組んでいるものに限らず、技術研究所での仕事は、船級協会の業務を技術面から支える非常にやりがいのある仕事です。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	研究開発成果の規則へのフィードバック研究開発は試行錯誤の連続です。例えば、ある現象のメカニズムを明らかにしたい場合、様々なアプローチで検討を行いますが、すんなりとメカニズムが明らかになることはほぼありません。試行錯誤の末に、新たなメカニズムが明らかになった時や、自分の携わった研究開発成果が、規則に目に見える形で反映されたときは達成感を感じました。安全性の観点から規則を厳しくすることはできますが、過度に厳しい規則は使いづらいものになってしまいます。このように安全性と使いやすさはトレードオフの関係にありますが、技術力を使って、より安全かつ使いやすい規則を開発することが研究開発の重要な役割の一つだと意識し、日々の業務に取り組んでいます。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	国内外で仕事ができる私は「国内外で働ける」、「実物を見ることができる」、「大学で学んだ知識を活用できる」という３つの軸で就職先を探しました。本会がこの条件を満たしており、且つ、本会の中立な第三者機関という立場に惹かれて本会への就職を決めました。入会後、配属先が技術研究所だと伝えられた時は正直驚きましたが、海外出張や実際の船体を見る機会もあり、大学で学んだ知識も使えているので非常に充実しています。また、一般財団法人と聞くと旧態依然としたイメージを抱かれがちですが、例えば働き方を例にとれば、時間単位休暇やテレワークなどに関する制度作り・環境整備が進められており、変化にも積極的だと感じています。その他にも、機会に恵まれたのもありますが、短期海外留学させて頂けるなど、人材育成にも力が入れられていると感じています。

これまでのキャリア	技術研究所

この仕事のポイント

	応用研究・技術開発
	生活基盤や社会インフラを作り上げる仕事
	ニッポンを飛び出して、海外の人と働く仕事
	海外の人と接することが多い仕事
	客観的に整理・分析する能力が身につく仕事
	段取り上手な人向きの仕事