これが私の仕事 |
◆加工に用いる金属を左右する水溶性切削油剤の開発を担当しています 金属を切ったり削ったりする際に、金属の仕上がりを良くしたり加工に用いる工具の寿命を長くするような加工油剤を開発しています。お客様のニーズを営業が汲み取り私たちに伝えてくれ、それらを叶えることのできるような製品配合を組む仕事です。作った配合に対して評価(性能を確かめたり確認したりすること)し合格であれば製品化されます。実際に配合した加工油剤がお客様の工場で使われていて、色々な部品ができることがやりがいに繋がっています。お客様とのやり取りの中で、開発に携わった加工油剤を使って加工している部品が、街で目にする自動車の部品だと聞いた時には本当に嬉しかったです。
実は加工油剤の配合と性能の関係やメカニズムは解明されていない部分も多くあり、今後は開発担当個人のノウハウを数値化し解明していきたいです。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
◆アイデアを基にした配合が製品につながったこと! 入社1年目で配属されて間もない頃、ある製品の改良に携わることになり、作っていくうちに「こうしたらいいんじゃないか」とアイデアが浮かんできました。実際に試してみると、ズバリ!なものではありませんでしたが、理想の形に近いものができ、それを基に試作を重ねたものが製品になりました。そこに至るまで3~4ヶ月ほどで非常に多くの試作を行いましたがうまくいかず、途方に暮れていた矢先のことだったため喜びもひとしおでした。ブレイクスルーした瞬間でしたね。実験では些細な違いに感じることが製品になると大きな違いになることもあり、細かい点にも気を配って試験を続けていました。何事も諦めず常に前向きにコツコツと取り組むことがアイデアが浮かんだきっかけになったのだと感じています。研究開発の難しさと面白さを実感した案件でした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
◆技術力もなることながら雰囲気が合っていると感じたから 学生時代は界面活性剤の研究をしていました。企業研究を進める上で、バイクや車が好きだった私は化学系でもバイクや車に携われる分野を探していたところ、潤滑油剤が目にとまり、「これだ!」と思いました。社員同士のつながりがあり、あの人誰?ということのないようなアットホームな会社を探していたため、大手すぎない、中堅くらいの規模である協同油脂はぴったりでした。とはいえ会社説明会に参加するまでは全く知らない会社。緊張しながら参加した会社説明会で、グリースの国内シェアがトップで優れた技術力があることや評価設備の多さを知り、成長できる可能性が高い環境だと感じ選考を受けました。アットホームな雰囲気だったことも決め手のひとつです。学生時代の研究とは直接的には関係ありませんが、基本的知識がベースとなり役立っています。 |
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これまでのキャリア |
研修→加工油剤技術部(7年)<開発>→研究部(3年)<基礎研究>→加工油剤技術部(2年)<開発> |