これが私の仕事 |
◆年々進化し続ける、自動車向けの新しいグリースの開発を行っています 自動車向けの新しいグリースの開発を行っています。開発の流れを簡単にお伝えすると、設計→試作→ラボでの評価→お客様の評価となっています。開発で一番難しいのが、複雑な動きをする実機部品での評価をラボの単純な評価に落とし込むことです。サンプルを試作するたびにお客様に評価していただく訳にはいかないので、ラボでの評価手法確立はとても重要であり大変で、試行錯誤の末、実機評価と相関するラボ評価を見つけたときの喜びはひとしおです。
時代の変化により、求められる性能も変わってきています。部品の小型化やEV(電気自動車)化に伴う静粛性(静かであること)もそのひとつです。その時代に求められる性能が変わる中で、当社にある多くの試験機や分析装置によって、精度の高い開発ができていると感じています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
◆コツコツと地道なアプローチが実を結んだこと! 某部品メーカーのグリースを開発することになった際に、数多くのサンプル試作を行いましたが性能を満たすグリースはできませんでした。お客様から求められる性能をすべて両立させるものができなかったのです。簡単にお伝えすると、性能Aと性能B両方を満たすものを開発しようとしたときに性能Aを満たすと性能Bが満たされない、性能Bを満たすと性能Aが・・・といったような状況でした。どうすれば求められる性能をすべて満たすことができるのか考えましたが答えがでず悩んでいたところ、「ひとつずつ、考えうる選択肢を地道にやっていこう」と思い立ちました。地道にやっていった結果、すべての性能を満たすグリースを開発することができ、お客様の評価でも良好な結果が得られました。現在このグリースの特許出願中です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
◆環境とつながる事業に携わりたかったから 学生時代は触媒化学を専攻しバイオマス変換触媒の研究をしていました。地球温暖化対策のため、石油ではなくバイオマスから化学品原料を合成するというものです。潤滑とは一見何の関連性もないようにみえるかもしれませんが、良い潤滑剤は車の燃費向上につながり、地球温暖化対策の研究に携わるという面では同じだと感じたのが志望の動機です。
あとはやはり働く上での環境ですね。岩手県にある大学だったためとても寒かったこともあり湘南地域への漠然とした憧れもありました。都心へも程よい距離で過ごしやすい環境であり、辻堂駅付近は10年程前に都市開発されたということもあり街並みがキレイで働く上で理想的な環境でした。勿論、周辺地域だけではなく、会社の施設についても2次選考時に見学をさせていただき、そのキレイさに感激したほどです。 |
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これまでのキャリア |
1年目研修(1年)→グリース技術部自動車部品グループ(2年)<開発> |