社会福祉法人山ゆり会

私たちは、子どもたちの「根っこ」を育むことを重要視しています。なぜなら、地中にしっかりと根を張る木が強く育つのと同じように、人も小さなうちに「根っこ」を育むことで風雨に負けないたくましさが養われていくと考えているから。そのために、自然とのふれあいや泥んこ遊び、様々な人や物との交流など、「実際に体験する」ということを大切にして保育を行っています。体験を通して、困難に打ち勝つたくましさを培うだけでなく、自分を大切に思う気持ちや他者への思いやりの心も培われていく。すべては、子どもたちが自立し「生きる力」を身につけて未来に羽ばたいていけるように。子どもたちの持つ力を引き出すことが、私たちの役割です。

山ゆり会では否定語は使わないのがルール。やってはいけないことや行動を変えてほしいことが出たときには、子どもの気持ちを尊重しながら関わり方を工夫して「どう行動するのが良いか」を子どもが自ら学べるようにしています。このようなアプローチは子どもたちの自己肯定感を高めることはもちろん、職員同士のコミュニケーションにも好影響で、和やかな職場環境を築く基盤となっています。肯定的な声掛けは、子どもだけでなく大人も嬉しく、安心感があり、相手への信頼が深まっていくもの。毎日のミーティングや職員同士の相談ごとなど、誰もが気兼ねなく話せる雰囲気はこういったところから生まれているのかもしれません。

「遠くても、通いたい保育園。」は子どもや保護者だけでなく職員にとっても働きやすい環境がある、ということ。山ゆり会では職員が自信と余裕を持って子どもたちと向き合い「なりたい保育士」を叶えるため様々な取り組みを行っています。例えば毎日の登園管理や連絡帳のやりとりはアプリを導入しているため、保護者とのやりとりはとてもスマート。その分保育に専念することができます。また勤務時間内に交代で休憩や事務作業の時間をとったり、有給休暇も取得できるように推進していたり（なんと取得率90％以上を継続中）。職員育成の面では1年間のOJTや各種研修、1on1面談を通じてそれぞれがキャリアを描き成長できるような体制を整えています。