株式会社大興製作所

私たちは1952年創業、石英ガラスをメインに産業用製品を取扱うメーカーです。石英ガラスは、超高純度で耐熱性、耐薬品性、光の透過性に優れた、いわば「ガラスの王様」。日常では馴染みが薄いかもしれませんが、最先端の研究開発や製造現場で欠かせない素材です。当社では、サイエンスの最前線で活躍する研究者や技術者の要望を形にするカスタム製作を多数手掛けています。「研究開発者の課題を解決する」をモットーに、医療、半導体、環境、宇宙など幅広い分野を支え、次世代の科学技術を牽引しています。「千年続く未来へ、科学を前進させる。」というミッションのもと、さらなる革新と価値創造に取り組んでいきます。

私たちは、石英ガラス技術を活かし、最先端医療向けの新素材開発にも注力しています。大学との共同研究で、中性子捕捉療法に使用される「中性子減速材」を開発。この素材は、患者や医療従事者を有害な中性子線から守る優れた性能を持ち、副作用の少ないがん治療に貢献しています。国内外で多数の特許を取得、最先端治療法の一つとして採用されています。また、光学素子とUV-LED光源を組み合わせた装置の開発を行い、農業分野にも貢献しています。病害虫防除装置の開発を通じて、農薬を使用しない果物や野菜の栽培をサポート。私たちは、お客様と共に未来の課題解決に取り組み、科学と社会の進歩に貢献しています。

当社の石英ガラス加工は、高い精度が求められます。たとえば石英ガラスの研磨加工では、0.317ミクロン単位の精度が求められる繊細な技術。職人たちは、加工中に発生する歪みや傷を見極め、試行錯誤を重ねながら製品加工に誇りを持って取り組んでいます。また、技術開発拠点では、新たな研磨方法や加工条件を模索し、高精度な製品の実現に挑戦します。医療や環境など多様な分野で課題解決に貢献し、最先端の研究開発技術者と共に未来を支えるモノづくりに挑戦。次世代製品の開発を通じて、技能職人としての成長を目指します。