業種 |
自動車
輸送機器/金属製品/その他製造/商社(自動車・輸送機器)
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本社 |
岐阜
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「層流ダイカスト」「高真空ダイカスト」といった独自技術の実用化以降、高精度の製品の量産ができる技術力を強みに躍進してきました。自動車・自転車など数多くの部品製造を手がけ、業績・売上ともに右肩上がりの成長を遂げています。
最新ダイカストマシン20台導入など設備投資にも積極的。また、スクラップを利用した素材活用で、再生可能エネルギー・脱炭素社会など環境にも配慮した生産を続けています。
自動車、自転車部品製造を手掛け、業績・売上ともに右肩上がりを続ける新日本金属工業。その成長を支えるのは、創業から75年に渡り積み上げてきた独自の技術力です。中でも、金属を高圧力で瞬時に成形するダイカスト法においてその実力を発揮し、 「層流ダイカスト」「高真空ダイカスト」なる独自技術を実用化。大型・薄型・肉厚型のどんな部品も高精度に量産できる体制を構築し、業界をリードしています。同様に培ってきた表面処理加工技術と組立・加工技術も駆使しながら、これまで数々の不可能を次々と可能にしてきました。お客さまの高度なニーズに期待を超える成果でお応えし続け、大手メーカーを中心にあつい信頼をいただいています。
当社の歴史は、新しい挑戦の連続。どんな課題にも技術を活かして検証を重ね形にしてきた結果、競合他社を圧倒する高い技術力を確立しています。その一例が、突出した機械的性質(強度・展延性・粘り強さ)を持つ、ダイカスト用アルミ合金の自社開発。徹底したデータ検証により、本来は曲げ加工が難しい特徴を持つ素材に対して、優れた伸び特性を加えることに成功。オートバイのハンドルバーなどに利用されています。開発がはかどる環境構築にも注力し、設備投資にも積極的。2021年には技術センターを新設しました。100年に1度の自動車産業変革期と言われている今、来たるEV時代に向けて準備は万全。ビジネスチャンスはますます拡大していきます。
私が当社を選んだ決め手は、全体の工程に関われる一貫生産体制であったから。入社後は、設計だけではなく、試作評価、製品評価、お客さまとの打合せなど、ものづくりの始点から製品化まで幅広く携わりながら、知見を深めてきました。一通りの経験を経て思うのは、製造現場を知らなければ、技術開発はできないということ。それは、知識の面でも、考え方においても。技術課を管理する立場となった今も、自身の実体験をもとに、指導を行っています。信頼があついからこそ、お客さまの要望値は高いです。技術的な面で壁にぶつかることもありますが、他部署と連携しながら知恵を絞り、それを乗り越えた瞬間は、毎回大きな成長を感じられます。
事業内容 | ■自社開発合金・独自のダイカストを使用した自動車部品・自転車部品の設計・製造
■金属部品の表面処理 ■組立加工 ■試作部品の開発製造 ◎独自かつ卓越した技術力とノウハウを強みに、大手メーカーと共に製造技術を開発。 「技術」「協調」「情熱」を企業理念に、時代に先駆けたものづくりへ挑戦し続けています。 |
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設立 | 1971年 |
資本金 | 2680万円 |
従業員数 | 434名 |
売上高 | 107億円(2022年9月期実績)、102億円(2021年9月期実績)、81億2000万円(2020年9月期実績)
◎市況の影響を受けず、毎年増収増益を続けています。 |
代表者 | 代表取締役社長 後藤 浩 |
事業所 | <国内>
■本社工場 岐阜県岐阜市矢倉町1 ■第二工場 岐阜県岐阜市若杉町30 ■糸貫工場 岐阜県本巣市数屋993 ■関工場 岐阜県関市小瀬高井坪911-4 ■尾太工場 岐阜県関市尾太45 ■物流センター 岐阜県本巣市数屋1053-13 <国外> ■上海工場 上海市松江区中山街道施恵路280 ■常熟工場 江蘇省常熟高新技術産業開発区銀豊路10号 |
沿革 | 1948年 岐阜市芥見にて大黒メッキ工業所創立
1955年 岐阜市岩栄町に中日本ダイカスト工業所創立 1960年 岐阜市若杉町にメッキおよびダイカスト工場を統合新設 新日本金属工業と改称 1970年 岐阜市矢倉町に本社、ダイカスト工場を新設移転 1971年 新日本金属工業株式会社設立 第二工場に全自動メッキラインと排水処理施設を設置 完全無公害工場となる 1986年 層流ダイカスト技術の開発試作開始 1987年 岐阜県本巣市糸貫町に層流ダイカスト専門工場として「糸貫工場」を新設 1988年 アルミ・セラミックス溶湯複合合金(sic-PRM)の研究開発系列会社 「株式会社セラックス」設立 1992年 糸貫工場を別法人化「株式会社エスエヌケー」設立 強度アルミ合金SNGシリーズの開発と特許申請 SNG-3を使用したエンジンマウントブラケットがトヨタ車に採用 1995年 岐阜県関市小瀬にメッキ部門「関工場」新設 2001年 米国DTR社にダイカスト技術供与開始 系列会社を「新日本金属工業株式会社」に合併 2004年 硬質アルマイト全自動ライン新設 2005年 第二工場にアルミ製品のノンクロム防錆処理ライン完成(SOC、ELV規制対応処理) 2021年 糸貫技術センター竣工 2023年 糸貫物流センター竣工 |
ホームページ | http://www.shinnihon-kinzoku.co.jp/ |
新日本金属工業の強み8選! | <その1/時代のニーズ・変化に素早く対応>
メッキ工場からスタートし、1960年にダイカスト技術に着手。その後も積極的な設備投資と体制づくりを続け、新技術に挑戦し続けています。 <その2/高い品質を誇る独自のダイカスト技術> 層流ダイカストと高真空ダイカスト、2つの独自技術でどんな部品(薄型、肉厚)にも高い品質で対応することが可能です。 <その3/業界最高水準の生産量・品質・効率を誇る最先端設備> 業界でも希少な1000トンの大型マシンを導入し、ロボット制御により一部製造工程を完全自動化。時短・低コストを実現しながら、高品質の製品を大量にお客さまへ提供しています。 <その4/技術開発力> 不可能と思われていたことに挑戦し、お客さまの期待に応えてきた当社。圧倒的な機械的性質(強度・展延性・粘り強さ)をもつダイカスト用アルミ合金の自社開発により、オートバイメーカーで使われるハンドルバーなど、曲げ加工を要する高難易度の製品も実現。2021年には糸貫技術センター新設し、ハイブリッド車や電気自動車など未来の車づくりを支えるために常に新技術を開発できる環境を整えています。 <その5/社内一貫体制> 開発・設計・試作~製造、品質管理から物流まで、すべての工程を社内で完結できる一貫生産体制を構築。工程間の活発なコミュニケーションと厳しいチェック体制により、高い品質を実現しています。 <その6/ものづくりを重視する、現場主導の運営体制> 経営層が最新のニーズ、マーケット情報を獲得し、現場へ展開。スピーディーな判断により、いつの時代も求められる製品をつくることが可能です。 <その7/3つの技術による幅広い対応力> ダイカスト部品の製造からメッキ加工、部品の組立加工まで。さらに多様化するマーケットニーズに幅広く柔軟に対応しています。 <その8/EV化に向けて拡大する可能性> EV開発における重要なテーマは、車体の軽量化、コスト、強度。鉄・銅に対し1/3の重量で、かつ複雑な形状に柔軟に対応しながらムダ・コスト・強度の問題を解決できるアルミダイカストの技術は必要不可欠。当社は変化を見据えた設備投資、生産体制を行っており、EV化はさらに拡大を遂げるビジネスチャンスです。 |