社内規程とは、従業員に守ってもらいたいお約束が書かれている物です。
就業規則、これは聞いたことがある方も多いと思いますが、皆さんの働くことのルールが記載されています。
勤務に関わる項目(出社、退社の時間や休憩)、休日、休暇、人事(採用、休職、退職、解雇など)、給与、賞罰、服務規律、教育などです。
書かれている項目は各社違いますが、就業規則については10人以上の社員を採用している企業は作ることが義務となっています。
具体的には、「労働基準法等に基づき、当該企業における労働条件等に関する具体的細目について定めた規則集」となっており、ここに書かれている働き方が法律より厳しくてはいけないとされています。
それ以外にもパソコンやインターネット接続を仕事で使うこともあるので、システムの利用ルールなどを定めた規定、コンプライアンス、リスク管理、決裁ルール、ハラスメント防止、育児休業や介護休業、出張ルール・・・様々な規定があります。
当社では
本則(大元になる規程類)29
準則(本則を分類したもの)37
細則(本則や準則にさらに付け足したい項目)16
があります。
就業規則の準則には給与規程、賞与規程、退職金規程、慶弔見舞金規程、国内出張旅費規程、海外出張旅費規程、リハビリ出勤制度規程、社宅規程、育児休業及び育児短時間勤務に関する規則、介護休業及び介護短時間勤務に関する規則、フレックスタイム制度運用規程、在宅勤務規則など、就業規則の中にある項目のルールを準則で定めています。
全ての規程の内容を覚えている事は難しいですが、出張に行くことになったときは出張に関わる規程を確認する、在宅勤務を希望する時は在宅勤務の規程を確認すると、その都度必要な規程を確認してから行うように社員の皆さんにおねがいしています。
こういった細かいルールがたくさん存在しているのはなぜかというと、フドーという会社が正しく運営され、社会の一員であるために必要だからです。
万が一ルールが無いと、業務の効率化や標準化(みんなが同じ手順で作業ができる)ができず、仕事をする際にどうやったらいいのかわからないという事態も発生します。
また、社員がトラブルに巻き込まれる事や、社員同士の公平性が保てない事で、社内の雰囲気が険悪になってしまったり、法令を守らなかったことによりコンプライアンス違反を行ってしまうなど、社員にとっても会社にとっても良くない事が起きてしまうからです。
皆さん規程、規律、ルールと言われると頭が痛いな・・・なんて思うかもしれませんが、会社にいる人がお互いに気持ちよく働け、会社があり続けるために、入社後はぜひどんな規定があるのか見てみてください。