業種 |
化学
鉱業/非鉄金属/その他製造
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本社 |
岐阜
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【石灰】の採掘・製品化と、その技術を活かした新素材の開発等をおこなっています。石灰と聞くと黒板用のチョークや、校庭に白線を引く粉を思い出す方も多いかもしれませんが、実は日本のモノづくりを支える【製鉄】に欠かせない素材でもあります。そして当社がある岐阜県は、不純物の少ない石灰が採れる、世界的に稀少な地域。今後80年以上採掘可能とされる豊かな資源を活かし、環境保護に繋がる素材の開発にも注力しています。
当社の主力商品である石灰は、鉄鋼・建材の製造や水質の浄化などに使用されている素材であり、日本の産業と生活を支える『名脇役』です。当社は岐阜県西濃地区にある鉱山・金生山(きんしょうざん)の採掘権と、複数の燃焼方式を持つ焼成炉を保有しており、それらを活かした石灰製品の生産量は業界トップクラスです。また豊富な製造ノウハウを応用し、ものづくり効率の向上・環境保護に貢献する独自素材『セラシュール』・『ALH』・『ファインカルク』などを開発。イノベーター企業としての立ち位置を確立しながら、現在は石灰関連以外の更なる新素材の発見・製品化にも注力しています。
当社は2025年1月に創業140年を迎えます。業界のリーディングカンパニーとして石灰やベーマイトの可能性を探求してゆくのは当然のことですが、この先は世界的課題となっているSDGs達成への取り組みを強化し、社会貢献性をより高めていきたいと考えています。例えば、CO2削減に貢献できるような石灰焼成技術の革新と、CO2の有効活用に関する研究を通じ、カーボンニュートラルの推進に寄与していきます。また、石灰製造は男性職場とのイメージを持たれがちですが、昨今では女性社員が増え、いきいきと業務に取り組んでくれています。今後も徐々に女性活躍の場を広げ、時代に沿ったサスティナブルな会社経営を目指していきます。
現在活躍している先輩方も、新卒1年目の頃は正直なところ、石灰に詳しいわけではありませんでした。でも、それでいいんです。ニッチな分野である分、最初はみんな素人ですし、ゼロから学んでいくからこそ、スキルアップを実感しながら続けていけます。昨日はこれを覚えた、今日はこれができるようになった…という達成感の積み重ねが、自信とキャリアに繋がっていくのが、河合石灰工業での仕事です。コツコツ取り組める方なら、きっと数年後には大きな成功を掴めるはず。選んでくださる方の未来を裏切らない会社であることを、お約束します。
事業内容 | 生石灰・消石灰の製造販売
石灰関連商品 高機能性フィラー(セラシュール・ALH)の製造販売 高比表面積消石灰(ファインカルク)の製造販売 高濃度pH調整剤(タマブラン)の製造販売 |
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■石灰豆知識■ | ★石灰の用途は細かく分けると、1,000種類以上!
★身近なところでは紙の白さを出したり、おせんべいの乾燥剤にも使われています。 ★炭酸カルシウムは弱アルカリ性の物質であるため、胃の働きを抑える胃薬にも実は使用されます。 ★ホームセンターで販売されている肥料も石灰(消石灰)があります!これはミネラルの補給として作物の収穫後に使われます。 ★粉状の消石灰は風で舞いやすい印象ですが、顆粒状(1~4 mm)の消石灰を当社は製造し、同じ物質でも舞いにくい製品も販売しています。 石灰は生石灰、消石灰、炭酸カルシウムと大きく3つに分類されますが、それぞれの性質が違うからこそ幅広い用途で活躍しています。 |
設立 | 1947年6月27日 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 185名 |
売上高 | 132億円(2023年5月) |
代表者 | 河合 伸泰 |
事業所 | 本社、大阪営業所、乙女坂工場、昼飯工場猿岩工場、大野工場、和歌山工場、鹿島事業部、ファインカルク高畑工場、港工場 |
関連会社 | 河合商事株式会社
不破貨物運輸株式会社 |
■社長が語る『今後のビジョン』■ | 2025年1月に創業140年を迎える当社は、石灰やベーマイトの無限の可能性を探求してゆくのは当然の事です。環境・社会・経済面ですでに取り組んでいるSDGsを強化してまいります。
さらに社会的課題となっているCO2削減のため、石灰焼成技術の革新とCO2有効活用の研究を始め、カーボンニュートラルを推進します。 石灰製造は男性職場とのイメージを持たれがちですが、昨今では女性社員が増え、活躍中であり、徐々に活躍の場を広げたいと考えています。 これらにより、時代に沿ったサスティナブルな会社経営を目指してまいります。 <代表取締役社長 河合伸泰> |
■『河合石灰』で働く環境■ | 広い工場内に製造設備がいくつもありますが、石灰製造に関するほとんどの工程が機械化・自動化されており、基本的に遠隔操作によるモニターを監視しながら製造をしています。機械では補えない製品の出荷対応や工程検査、製品分析や設備の保全・修理といったところでは人の手がまだまだ必要です。
仕事をしていく中で改善点を見つければ、新人だから意見を聞いてもらえないということもなく、新しい風を起こすためにも若手のアイディアを取り入れ、先輩が一緒になって形にする…。会社全体で「最高のクオリティ」を目指して働いています。 人材育成にも力を入れており、各階層別教育を充実させています。OJTと外部研修を通じて必要な技術を身に付けるだけでなく、各種技術研修への参加、充実した資格取得制度のもと、先輩・上司の指導により各種資格の取得をおこない、業務に携わる範囲を広げていきます。 また、女性の雇用率も年々あがっており、事務職だけにはとらわれず、開発部門、品質保証部門、製造部門で活躍している女性社員も増え、社員が働きやすい環境を整えています。 |