業種 |
機械
重電・産業用電気機器/医療機器/精密機器
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本社 |
大阪
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~電波でモノを温めろ!~国内シェアNO.1誘電加熱メーカー
当社は、テレビや携帯電話などの通信で使われている電波を
熱エネルギーとして活用し、装置を製造販売している会社です!
電波でモノを温める技術は、金属以外のものはすべて温めることができるんです。
私たちは電波を使い様々なモノを温める「電波加熱技術」を使ったオーダーメイドの機械を製造するメーカーです。
半世紀以上にわたり培ってきた技術力と提案力で、近年はアジアやヨーロッパなど、海外との取引も増加。直火や熱風を使う加熱方法に比べ、加熱時間が短く、CO2排出量もほとんどない電波加熱は、クリーンで環境にやさしい技術として注目を集めています。当社は、そんな電波加熱技術に特化した技術開発型メーカーであり、産業向け電波加熱装置の国内シェアは断トツのNo.1。お客様からの新たな課題や要望に臆することなくチャレンジし、その都度壁を乗り越えることで技術を磨 き、会社を発展させてきました。これからも業界をリードするメーカーとして、難しい課題こそ進んで受注し、クリアすることを使命としていきます。
当社の電波加熱技術を使った装置は40を超える業界で活躍していますが、その中の一つが自動車業界。自動車のマフラー内に搭載されているフィルターの乾燥に、当社の機械が使われています。排ガスフィルターは、粘土状のセラミックを蜂の巣状に押出成形したものを、当社の乾燥機で連続乾燥した後、焼成されて完成品となります。立体的なサイズが大きく含水率が高いため、均一に急速に乾燥しないと変形してしまいます。そのため、排ガスフィルターの乾燥には、世界中で電波加熱技術が使われています。当社は、この分野では世界No.1の実績を誇り、世界の大気汚染物質の抑制に貢献してい ます。
当社は、みなさんには会社に入ってただ働くのではなく、エンジニアとして成長してほしいと考えています。実際の設計室を 見ていただければわかるかと思いますが、当社はエンジニア1人1人が設計に専念できる環境が整っています。衣食住医40 以上の分野の産業機械を製造していくなかで、一人の技術者が一つの業界の機械に偏ることなく、あらゆる機械に携わる体制を構築しています。これにより、世界に通用する技術、エンジニアとして必要な人間力を磨くことができているのです。 お客様のために何ができるか。会社がより成長するためにはどうすればいいか。そんな想いをもって、当社のエンジニアは日々仕事に邁進しています。
社是・経営理念 | 「常に一歩前進」
世界的視野に立ち、チャレンジ精神と総合力の発揮により、 顧客のニーズを実現する商品を創造し、 常に「社会から信頼される会社」でありたい。 「社会から信頼される会社」とは 1.顧客、株主、社員を大切にします。 2.社会的貢献性の高い事業を行ないます。 3.適正な利益を上げ、常に成長・発展を続けます。 |
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事業内容 | --------------------------------------
電波加熱技術を応用した産業加熱装置や医療機器の開発・製造・販売 -------------------------------------- 簡単にいうと、電波を使ってモノを温める装置をつくるBtoB機械メーカーです。 この電波加熱装置は皆さんにとって馴染のないものですが、実は私たちの暮らしの身近な“モノ”を生産する 様々な工場の加熱工程で活躍しています。 -------------------------------------- 身近なところに電波加熱技術 -------------------------------------- 例えば、 ・自動車の部品 ・木材の住宅や家具のドア ・学校で使用している筆箱や手帳 ・普段食べているカップ麺やハンバーガー ・病院で使われる輸液バッグ など これらは、高周波やマイクロ波を利用した電波加熱技術を用いて作られています。 -------------------------------------- 電波加熱の特長 -------------------------------------- 1.短時間で均一加熱できる 2.温度調整がしやすい 3.作業環境の改善やファクトリーの合理化ができる これらの特長を活かし、お客様のモノづくりの生産性や品質の向上、省エネ、作業環境の改善に貢献しています。 -------------------------------------- 当社の装置が活躍するフィールド -------------------------------------- 自動車、医療器具、化学品、食品、建材、繊維、文房具、医療(がん治療)など ONLY ONE~他社にはないフィールド 広がる無限の可能性~ 当社の製品はほとんどがオーダーメイド品であり、世界に1つしかない製品です。 お客様のニーズを電波加熱技術で実現していくことで、強くて深い電波エネルギーを用いた当社の技術はこれからも様々な用途に広がっています。 |
設立 | 昭和28年3月1日 |
資本金 | 8,500万円(資本準備金3億5,100万円) |
従業員数 | 140名 |
売上高 | 40億5100万円(2024年1月実績) |
代表者 | 代表取締役社長 山本 泰司
代表取締役副社長 椋木 逸生 |
事業所 | ・本社
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐6丁目3番12号 ・八尾工場 〒581-0075 大阪府八尾市渋川町1丁目3番21号 ・東京支店 〒114-0012 東京都北区田端新町2丁目13番14号 ・名古屋営業所 〒451-0062 名古屋市西区花の木1丁目7番1号 |
メディア実績 | --------------------------------------
テレビ放映 -------------------------------------- ■TBS系列「林先生が驚く初耳学!」 『マクドナルドのハンバーガーを美味しくする○○技術!?』というテーマで解説VTRの中、当社の高周波連続 解凍装置とハイパーサーミア(がん温熱治療)装置 サーモトロンRF-8が紹介されました。 ■NHK「ルソンの壺」 世界トップレベルの誘電加熱技術を持ち、国内では誘電加熱技術メーカーとして、木材業界などで圧倒的な シェアを誇る事業内容が放映されました。 ■読売テレビ「BEAT~時代の鼓動~」 関西のオンリーワン企業を紹介する人気番組にて、オンリーワン技術を追求してグローバルトップを目指してい る当社の日頃の活動が紹介されました。 http://www.ytv.co.jp/beat/?bcid=5156636899001(01'55") -------------------------------------- 新聞掲載実績 -------------------------------------- 2024年5月17日 日刊木材新聞 『高周波フラッシュ接着機』 2024年3月19日 日刊工業新聞 『地域のグッドカンパニ―』 2024年3月4日 日刊工業新聞 『不変と革新~長寿経営に向けて~』 2024年1月11日 日刊木材新聞 『地域工務店が高周波プレス導入』 2023年12月27日 みなと新聞 『解凍装置で原魚の質向上』 2023年10月2日 日刊木材新聞 『高周波平板熱処理機を開発』 2023年9月25日 日刊木材新聞 『板の個性と状態に合わせて加熱』 2023年9月29日 日刊工業新聞 『天然木の一枚板平板化』 2023年8月10日 日刊工業新聞 『誘電加熱装置の自動化加速』 2023年7月11日 日刊工業新聞 『誘電加熱装置の自動化』 2021年9月22日 日刊木材新聞 『進化したフラッシュ接着機』 2019年10月12日 日刊木材新聞 『高周波フラッシュ接着機が技術優秀賞』 2019年8月6日 日本産業新聞 『ミドル企業きらり 多分野に対応 きめ細かく』 2019年5月29日 日本経済新聞 『がん温熱療法装置 小型に』 2019年1月28日 日本経済新聞 『タイに血液バッグ製造機』 2017年11月11日 日本経済新聞『電波加熱装置首位固め』 2017年3月1日 日本経済新聞『山本ビニタースタンダード機保証期間延長』 2015年10月25日 日本経済新聞『木造ビル用新建材に商機』 2015年4月7日 日経産業新聞『高周波プレス出力5割増し』 2014年1月24日 日経産業新聞『出力300キロワット世界最大級山本ビニターの誘電加熱器』 2014年1月22日 日経産業新聞『特注品を年100種類』 ※その他、多数の掲載実績があります! |
受賞歴 | ・経済産業省「健康経営優良法人2024」(2024年)
・FOOMAアワード2023 審査委員会賞を受賞(2023年) ・経済産業省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」(2021年) ・地域未来牽引企業(2020年) ・大阪府優秀技能者「なにわの名工」を4名受賞(2006年、2011年、2018年、2023年) ・優良申告法人として11度目、計55年連続して表敬(2023年) ・山本泰司社長が大阪府知事より発明実施功労者表彰を受賞(2005年) ・中小企業研究センター賞を受賞(1989年) ・(社)日本木材加工技術協会より木材加工技術賞を受賞(2003年) ・(社)日本林業技術協会より林業技術賞を受賞(2003年) ・(財)日本住宅・木材技術センターより第1回木材利用技術賞(林野庁長官賞)を受賞(2004年) |
研修制度 | --------------------------------------
ブラザーシスター制度 -------------------------------------- 入社から6ヶ月間、新入社員1人に指導員が1人つき、仕事面や精神面をしっかりサポートいたします。わからな いことや不安なことなど、なんでも相談してください。 -------------------------------------- JT制度 -------------------------------------- JT(Job Training)とは、実務経験を通じて必要な知識やスキルを身に付けていただく制度です。個人 で1年ごとに達成目標を定めており、随時上司からフィードバックがもらえるため、モチベーションを継続しなが らスキルを習得することができます。 -------------------------------------- 定期的な社外研修 -------------------------------------- 入社前、入社半年後、1年後と定期的に社外研修を受講する機会があります。一般的なビジネススキルや社会 人としての心構えを学ぶことはもちろん、普段は接することのない他社の同期入社の社員とコミュニケーション を取ることができ、刺激をもらうことができます。 -------------------------------------- 技術講習 -------------------------------------- 入社5年~10年程度のエンジニアが講師となって、自ら習得した技術を希望者に講習形式で発表する制度で す。比較的年齢の近い先輩社員が講師ですので、わからないことも質問しやすい雰囲気です。 年間約20回の技術講習が開催されています。 -------------------------------------- フォローアップ、グローイングアップ制度 -------------------------------------- 当社では入社から定年まで毎年役員と1:1で話しあう場を設けています。この面談で は、主に今抱えている悩みや、今後やってみたいことなどを話していただきます。 |
経営基盤 | 創立以来、無借金経営。一度も赤字を出したことのない堅実な経営で高く評価されており、100年企業を目指し ます。 |
技術力 | 120を超える特許を保有し、他社が追随できない最先端のオリジナル技術を生み出す力があります。 |
研究開発実績 | 【大学研究施設】
京都大学医学部(がん温熱治療)、京都大学農学部(木材加工)、東北大学(食品加工)、東京海洋大学(食品解凍)、九州大学農学部・奈良県森林技術センター(木材乾燥)、理化学研究所など多数 【大手企業】自動車部品メーカ、食品メーカ、化学品メーカ、建材メーカなど多数 現在もNDA(秘密保持契約)を締結しての複数の共同試験を継続しています。 |
歴史 | 電波加熱技術を一筋に追い求めてきた65年。
-------------------------------------- 創業期(1953年~1976年頃) -------------------------------------- 日本の戦後、人々の生活を変えた塩化ビニールの時代を築き上げてきた山本ビニターは、いち早く時代を見据 え溶着機である高周波ウエルダーの製造販売にも着手しました。 当時はテレビの普及期でもありましたが、高周波加工をすると近隣のテレビ映像が乱れることが問題となること もありました。 開発チームは試行錯誤の末、業界に先駆けてこの問題を解決。テレビを高周波ウェルダーに直接乗せても映 像が乱れない技術を開発したのです。数々の特許を取得し、「技術の山本」の名を広めることとなりました。 -------------------------------------- 飛躍期(1977年~1996年頃) -------------------------------------- この時期には、木材、食品など、ビニール以外の分野への高周波誘電加熱の応用展開を行っていきました。 そんな中、京都大学医学部教授が、がん細胞に熱を加えて治療する装置の開発を大手電機メーカーに断られ たという話を聞いて「これこそ山本ビニターの仕事だ」と直感し、名刺だけを携えて訪問いたしました。 人体という複雑な組織の、しかもがん細胞だけを狙って加熱する。想像もつなかい難しさの連続。何度も試作 機を作り、細胞や動物での実験を経て、ついに1979(昭和54)年、生体の加温実験に使うことができる本格的な 加温装置「RFハイパーサーミア装置1号機」が完成しました。高周波誘電加熱の技術を生かして世界を驚かせ たがん温熱治療の世界へ。困難な挑戦が「技術の山本」の基盤を強固なものとしていきます。 -------------------------------------- さらなる変革期(1997年~未来へ) -------------------------------------- 創立40周年を迎えるころには、山本ビニターはすでに40業種以上に対して高周波応用機器を開発・販売する 会社となっていました。医療部門で世界的な話題となったがん温熱治療装置「サーモトロン-RF8」の開発成功 で、「技術の山本」の名は不動のものとなりました。 しかし、従来の事業基盤を拡大発展させるだけではなく、社会の変化に柔軟に対応すべく、山本ビニターはさら なる変革を始めています。 ビニール加工で培った加工技術では、医療用部材や自動車部品など、より特化された高度な加工を提供して います。 ビニール生地の販売からスタートした会社から、あらゆるものを誘電加熱技術で温め、より良い暮らしを作るグ ローバルカンパニーへ。山本ビニターはこれからも変わり続けていきます |