私たちは、100年以上にわたり“銅”を取り扱ってきた会社です。明治30年(1897年)に「住友伸銅場」を開設以来、一貫して銅管を製造してきました。現在は銅管・各種金属加工管・銅管継手の専門サプライヤーとして、衛生的で高品質な配管材料を提供。永年にわたる豊富な経験と研究により、高品質な製品をお届けする生産体制を確立し、人々の暮らしにうるおいをお届けしています。
銅は、文明の黎明期から人類の身近にある金属です。古くから生活に密着した素材として親しまれ、いろいろな分野で使用されてきました。現代では宇宙開発や情報機器など、先端分野でも重要な役割を果たしています。当社は銅管を中心とした各種金属加工管を製造しており、国内の銅管では約43%のシェアを占めているほか、熱交換器・継手などの加工品も製造・販売しています。また、銅管製造で培った知見を活かして新たにアルミ管ソリューション事業部も発足しました。熱交換関連製品の高機能化を追求するお客様の課題に対して、技術力・加工力を活かしたソリューションで課題解決に貢献します。
電気伝導性や熱伝導性の高さ、加工のしやすさなど、さまざまな優れた特性を持つ銅。その特性を生かした当社製品は、エアコンを始め、冷蔵庫、給水・給湯器、冷蔵ショーケース等の各種熱交換器に多く使用されています。特に、エアコンの熱交換器に主に使用される内面溝付銅管「リップルフィンチューブ」や、蟻の巣状腐食対策材として開発された銅合金「DANT(R)」などは、長年の技術力・加工力を活かした製品です。「DANT(R)」については特許製品であり、日本国内のみならず世界的にも需要が見込まれる製品ですので、今後はこの「DANT(R)」の世界的な展開も図っていきます。
既存製品の安定供給に取り組むことは当然として、当社は「一歩先を行く新技術・新商品」を事業戦略に掲げています。基礎研究、技術開発、製造技術開発を推進し、社会インフラの整備・向上および低炭素社会など、地球環境に技術力で貢献することを目指しています。そのため、一口に「銅管」と言っても幅広い知識と専門技術が求められることはご理解いただけると思います。人材育成に力を入れているため幅広い専攻分野での知識を生かすことができますが、特に生かせるのは機械系、電気系、金属系、化学系、システム系などの知識。入社後は新入社員研修をはじめ、階層別研修、専門研修、資格取得支援など手厚い支援を行います。
事業内容 | 銅およびその合金の鋳塊・管・棒など並びに各種金属加工管・熱交換器・継手などの加工品製造および販売 |
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設立 | 2011年10月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 500~1000人未満 |
売上高 | 約539億円(2022年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 物部 哲郎 |
事業所 | ■本社・伸銅所/愛知県豊川市大木町新道100
■TF工場/本宮センター(名古屋市港区)、飛島センター(海部郡飛島村)、遠若センター(名古屋市港区) ■営業拠点/東京、大阪、名古屋、福岡 ■関連会社/NJT Solutions (Malaysia) SDN. BHD. |
沿革 | 1897年 住友本店が日本製銅(株)を買収し『住友伸銅場』を開設
1913年 住友総本店が『住友伸銅所』と改名 1921年 住友総本店が住友合資会社に改組し『住友合資会社伸銅所』となる 1926年 住友合資会社から分離し『住友伸銅鋼管(株)』が設立され『伸銅所』の営業権を継承 1935年 『住友伸銅鋼管(株)』が『株式会社住友製鋼所』を吸収合併し『住友金属工業(株)』となる 1941年 住友金属工業(株)が名古屋軽合金製造所を設置 1959年 住友金属工業(株)からアルミ圧延・伸銅部門が分離して『住友軽金属工業株式会社』を設立 1969年 住友軽金属工業(株)から伸銅部門を分離して当社の前身となる『住友伸銅工業株式会社』を設立 1985年 再び『住友軽金属工業(株)』と合併、同社の『伸銅所』となる 2011年 『住友軽金属工業株式会社』から分社となり『株式会社住軽伸銅』を設立 2013年 『住友軽金属工業(株)』と『古河スカイ株式会社』が統合、『(株)UACJ』となり当社は『(株)UACJ銅管』に商号変更 2019年 UACJグループから資本独立し、商号を『NJT銅管株式会社』に変更 2021年 『NJT銅管販売(株)』、『NJT銅管パッケージ(株)』、『東洋フイツテング(株)』、『NJT銅管グリーンサービス(株)』を吸収合併 |
ホームページ | https://www.njt-copper.com/ |