社会福祉法人みその

みそのは、秋田、栃木、神奈川の３県で、乳児院、児童養護施設、養護老人ホーム、グループホームなど13事業を展開しています。法人本部がある神奈川県藤沢市では、東京ドーム約３個分の豊かな自然に囲まれた敷地に、乳児院、児童養護施設、高齢者施設があり、四季折々の美しさを慈しみながら、子どもや高齢者と心を通わせる日々を送っています。今後は、2022年秋の秋田県にかほ市での児童家庭支援センター開設、藤沢地区での「みその総合ケアセンター（仮称）」事業の推進等の新規事業の整備を進めながら、それぞれの地域のニーズを的確に把握し、地域とともに乳児から高齢者までが幸せを感じることができるよう創造と変革に努めていきます。

みそのは、乳児から高齢者までのライフサイクルを支えています。その基本理念は「一人ひとりを愛し慈しむ心で接する」ことです。前身である聖心の布教姉妹会は“隣人を愛する”、“互いに愛し合う”というカトリック精神をもとに全国各地で社会福祉事業に取り組んできました。事業開始から100年以上にわたり事業を継続しているのは、この創設時の基本理念が脈々と流れているからです。全ての職員は、利用者一人ひとりの方々に対して「愛されていることが心に残るように」という思いで向き合うことを大切にしています。乳児から高齢者まで、福祉を必要とするあらゆる人を支援するために、普遍的な愛情や奉仕の心が重要だと考え、実践しています。

みそのでは、児童福祉と高齢者福祉の事業を展開しており、それぞれの分野で職員が活躍しています。児童養護施設と乳児院では、児童指導員や保育士が子どもたちの生活を直接支えているほか、様々な専門職が子どもとその家庭を支援しています。高齢者福祉施設では、介護職員が利用者の方一人ひとりに寄り添った介護サービスを提供しています。人材育成において重視していることは、一人ひとりの職員が自身の成長をイメージできるように導くことです。子どもや高齢者とまっすぐに向き合う日々を通して、支援する側とされる側は対等な関係にあるという気づきと理解を深めることで、自分自身の成長を感じることができるようサポートしています。