\伝統の技術で着物を修繕する“着物のお医者さん”/
大切な人に譲り受けた着物、
代々受け継がれた着物、
失われた技法で作られた着物……
そんな世界にひとつの大切な着物を修繕し、
キレイによみがえらせて未来へとつなぐお手伝いをしています。
また、着物で長年培ってきた技術を活かし、
洋服の染み抜き専門店を運営したり、
着物素材をアップリサイクルするアパレルブランドなども展開しています。
70年前に祖母に買ってもらった七五三の着物。変色しているけど想い出深いものだから受け継いでいきたい。そんなご依頼がありました。しかし、古く広範囲な染み抜きは高額なうえ、どれだけきれいになるかも難しいところです。「まだ孫もいないし、私が着られたらいいのだけど…」というお話も出てきました。そこでピンクを紫色に染め替え、寸法直しをすることに。お客様はその仕上がりに「まさかまた着られるなんて!」ととても喜んでくださいました。私たちの仕事は単なるクリーニングではありません。大切なのはお客様の本当の想いをくみ取り、最適な加工をご提案すること。お客様の着物に対する想いやこだわりを、職人の技で実現させるのです。
斜陽産業といわれる着物業界で、独自の歩みで売上を伸ばしてきました。ネットが一般化し始めた頃に社長自らホームページを作成し、毎日ブログをアップ。オークションサイトで提供し始めた「着物お直しサービス」が岡山の呉服屋さんの目に留まり、個人的なお直し依頼から法人取引へと至りました。また、いち早く全国の着物集荷やネットお見積りサービスを展開し、生協や百貨店へもお取引を拡大。現在も口コミで法人・個人ともにご依頼が増え続けています。着物で培った染み抜き技術を洋服クリーニングへと応用したり、着物素材を活かしたアパレルブランドを展開したり。確かな技術とノウハウの蓄積が、安定経営と新たな挑戦を後押ししています。
あらゆる手を尽くしても無理だったものが持ち込まれることも多く、創意工夫が求められます。染み抜きの薬品を入れる順番や力加減ひとつとっても毎回違い、決して同じ仕事はありません。その一つひとつの経験から身につけた技術は一生モノ。着物修繕士も和裁士も専門職、いわゆる職人なのです。その職人自身がお客様とお話し、ご相談に乗り、修繕や加工をご提案し、見積作成や商品管理、配達まで行います。お客様からお着物を受け取り、お届けするまでの全工程に一貫して携わるからこそ、お客さまの想いやこだわりを受け取り、仕事に込められるのだと考えます。自らの技術の先にある、お客様の笑顔を想える方こそ長く続けられる仕事です。
事業内容 | ◆呉服を主とした衣類の総合加工
◆着物お手入れ専門店の運営 ◆衣類の染み抜き専門店の運営 ◆呉服、関連商品の卸、小売 *** 法人のお客様向けには…… 加工業務の請負のほか、展示会の企画提案や展示会への出張(お手入れの相談コーナーやシミ抜き教室の開催など)、従業員様向けの講習会等も行っています。 個人のお客様向けには…… 着物の修繕・加工業務を行う「祇園まつかわ」に加えて、洋服のシミでお困りの方向けに「染み抜き職人」名義で実店舗(神戸)とネットショップの運営。 また、寸法直しや仕立てを中心に和裁のお稽古も出来る「わさい糸果」(大阪)の運営もしています。 ・きものお手入れ処「祇園まつかわ」 ・着物のお手入れオンラインショップ「お手入れ.com」 ・「染み抜き職人」 ・「わさい糸果」 ・「こだなや」 ・「BRICOLEUR 378」 |
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設立 | 1977年(昭和52年)10月 創業:1969年(昭和44年) |
資本金 | 300万円 |
従業員数 | 30名(パート・アルバイト含む) |
代表者 | 代表取締役 松川重樹(伝統工芸士/一級染色補正技能士) |
事業所 | 北山本社・祇園まつかわ北山店/京都市北区上賀茂荒草町49-3
祇園まつかわ本店/京都市東山区花見小路通四条下る 祇園まつかわ東京店/東京都台東区東上野4-4-5 祇園まつかわ松本店/長野県松本市深志2-6-3 染み抜き職人神戸本店/神戸市中央区加納町3-12-27 わさい糸果/大阪市中央区瓦屋町1-6-2 こだなや/奈良市今小路町10 きものクリニック/大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43あべのハルカス内 |
主要取引先 | コープこうべ
株式会社近鉄百貨店 株式会社トリート 呉服問屋 呉服小売店 貸衣装店 |
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