私たちは、プレス・塗装・機械加工の3つの分野を柱とし、自動車ナンバープレート・航空機部品・半導体関連機器など、多岐にわたる金属製品の製造を主に行っている会社です。また、様々な業種に自動機を供給したり、広島県の伝統工芸品「銅蟲(どうちゅう)」を製作したりと、幅広くものづくりを手がけています。今後も、創業100年以上にわたり培った技術力・製品開発力を活かし、「未来を変えるものづくり」に挑戦していきます。
広島県安芸郡に本社工場を構え、創業100年以上の歴史がある当社。大きな機械から小さな精密部品まで、多岐にわたる製品の製造を行っています。具体的には、高い技術力と繊細な温度管理などが求められる航空機エンジン部品の製造も得意としているのです。また、自動車ナンバープレートも当社の主力製品で、年間約31万5,000台分もの製造を行い、九州エリアで高いシェアを誇っています。そんな私たちは、お客様の要望や課題に対してノーとは言わず、どうするべきかを徹底的に考え、時代の変化にも対応しながらものづくりの幅を広げてきました。そして今後は、自社製品の開発にも積極的に取り組むとともに、宇宙産業への進出も見据えています。
当社では、営業・技術・製造・品質保証・総務といった部署が常に連携し、全社一丸となってものづくりに励んでいます。その中でも多くの社員が「現場総合職」として、プレス・塗装・機械加工・技術、品質保証などの仕事を一通り経験することから、キャリアをスタートしているのです。「自分が携わった飛行機が空を飛び、人々の旅を支えている実感がある」といった声もあり、社員たちはやりがいをもって活躍を続けています。また、当社では若いうちから責任ある仕事を任せる風土があり、20代半ばで役職に就いた社員も。そのほか、製造現場での経験を活かそうと、お客様の課題解決を図る営業職にキャリアチェンジする社員もいます。
「ものづくりは、人づくり・環境づくりから」という考えのもと、当社では社員教育や働きやすい環境づくりに力を入れています。例えば、社員全員に考える力を身に付けてもらうために、勉強会の開催・朝礼での意見交換・毎朝の清掃活動など、様々な取り組みを行っているところ。淡々と仕事をこなすのではなく、「人から感謝・信頼される会社づくり」という理念を、どうしたら実現していけるかを自ら考え、行動に移すことができる社員になってほしいと思っているのです。意見を発信しやすい環境があり、一体感や居心地の良さを感じている社員も多くいます。また、国家技能検定への挑戦も支援するなど、多角的に社員の成長を後押ししているのです。
事業内容 | 自動車ナンバープレート・航空機部品・半導体関連機器・棺金具・銅蟲(どうちゅう)・自動機などの開発・製造・販売 |
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設立 | 1948年9月(創業:1918年4月) |
資本金 | 3,600万円 |
従業員数 | 69名(2023年1月現在) |
売上高 | 8億7,174円(2022年度実績) |
代表者 | 代表取締役 西井 裕昭 |
事業所 | 本社工場/広島県安芸郡海田町南明神町1-17
鳥栖工場/佐賀県鳥栖市弥生が丘7-11 |
経営理念 | 自らの成長を通じ、人々のお役に立ち感謝される会社をつくります。そして、全員で人生の勝利者になります。 |
VALUE(大切にしていること) | ■CREATIVITY(創造性)
「社会に役立つ」「今までにない」 ものを生み出す創造力。つくりたいものをつくるための道具がなければつくり、技術がなければ習得する精神。 ■AUTONOMY(自主性) 自ら考え、行動し、判断する。そしてその行いに責任をもつ。 ■FLEXIBILITY(柔軟性) 変化していく世界に、柔軟に向き合う。まだみぬ未来を敏感に読み取る。 |
地域社会への取り組み | ■Team(チーム)がん対策ひろしま
「地域の皆様と社員の“いのち”を守る企業」として、広島県とともにがん対策に取り組む「Team(チーム)がん対策ひろしま」に登録しています。 ■広島伝承技術振興センターの運営 広島県の伝統工芸品や地場産業品の製造技術を、後世に伝承していくための取り組みです。また、「先端技術・新素材」と「手づくりの魅力」を融合させた新しい製品づくりにも取り組み、地場産業の発展を目指しています。 |
沿革 | 1918年 西井伊久馬商店を創業。各種鑑札・キセル掃除機・燗装置の銅真鍮美術細工・船舶用操縦ハンドル・スクリューなどの製造を行う
1948年 株式会社西井製作所に社名改称 1951年 島根県・佐賀県・長崎県・熊本県の自動車登録番号標・車両番号標の納品を始める 1954年 国内に先駆けて、プレスによる仏壇金具の製造を開始 1971年 棺桶飾りの金具製作を開始 1972年 電鋳製品の製作を開始 1981年 精密金型・精密治具の製作を開始 1991年 航空機エンジン部品の加工を開始 1993年 キャリアテープ金型の製造を開始 1998年 「労働大臣表彰 進歩賞」受賞 2002年 航空業界への進出を図るため、NC施盤(LB300)導入 2005年 航空機エンジン部品の手仕上げ工程へ進出 2006年 キャリアテープブロー成形機・穴開け機の製造・販売を開始 2018年 創業100周年を迎える |