広島県商工団体連合会

広島県商工団体連合会では各地域の民主商工会と連携して、会員の中小企業や個人事業主の事業活動をサポートし、地域の経済活動を支えています。建設業や小売業、飲食業、サービス業など、会員の業種は多岐にわたります。主な事業内容は開業や法人設立、各種許認可申請、税務申告や決算のサポートと、資金繰りや融資、社会保険や労働保険、法律などに関する相談業務です。特に事業者自らが記帳した帳簿にもとづいて、税額の計算や申告を行う自主計算・自主申告のサポートに力を入れています。また、金融や税金対策などに関する悩みの相談に乗る「なんでも相談会」といったイベントの開催も行っています。

広島県内には、中小事業者を会員とする民主商工会が地域ごとに11団体設けられています。広島県商工団体連合会は都道府県ごとに民主商工会を束ねる連合会という立場で、全国商工団体連合会の下部組織です。各地域の民主商工会では税務申告に向けた記帳勉強会や青色申告学習会、最近ではインボイス制度学習会などのイベントを開催。お花見やボウリング大会、新入会員歓迎会、忘年会といった交流イベントも行っています。広島県商工団体連合会や各地域の民主商工会は中小事業者を直接、職員がサポートするだけではなく、イベントの開催を通じて、仲間同士で相談し合い、協力し合えるような関係性を築くお手伝いもしています。

事務系総合職の仕事は中小事業者への情報提供や相談業務、事務作業など。決算や税務申告、融資や資金繰り、社会保険や労働保険、各種許認可申請などに関する相談業務やサポートが中心です。機関誌の配布や集金のため、訪問することもあります。たとえば、「資金繰りが苦しい」という企業に対して、無担保・無保証人の融資制度を紹介したり、返済条件を変更するためのサポートを行ったりしています。あるいは税務署から届く書類に関して、「この書類は提出しなければならないのか？」といった問い合わせに対応することも。多くのメンバーが、広島県内の中小事業者を支えているというやりがいを感じながら活躍中です。