これが私の仕事 |
卵の孵化および稚魚の飼育と稚魚に与える餌料の培養 水産養殖種苗センター(以下センター)では、魚の成長段階などでいくつか担当分けがされています。卵を孵化させ飼育する初期飼育、初期飼育の次の段階である中間飼育、親となる魚を飼育し採卵を担当する親魚飼育などです。僕は初期飼育の担当で、水槽に卵を収容して孵化させ、ある程度の大きさまで飼育し中間飼育や海上の担当に引き継ぐもしくは出荷することと、その間稚魚に食べさせる生物餌料の培養になります。
僕は特に生物餌料の培養をメインに担当しており、動物プランクトンのシオミズツボワムシ(以下ワムシ)や小型の甲殻類であるアルテミアを培養し、必須脂肪酸などを含んだ餌を取り込ませたうえで魚に与える、稚魚の飼育に欠かせない仕事になります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
魚の成長具合で分かる自分の仕事の出来 稚魚は配合飼料以外ではワムシなど生物餌料を介してしか必須脂肪酸を取り込むことができません。必須脂肪酸が足りないと成長が阻害される、体躯が変形するといった問題で処分対象となる個体が増えてしまいます。つまり目標より多く生産でき変形した個体の割合が低い、ということは仕事の出来が満足のいくものであった、という証になります。それが分かった時の達成感は言葉に表せないものがあり、次への原動力になる、と思っています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
生き物が好き、体を動かす仕事に就きたい方はぜひ 子供のころから生き物が好きで、ずっと生き物に関わる仕事に就きたいと思っていました。就活で生き物関係の職を探していた時、姉の勤める学校に届いた募集を教えてもらったことが、僕とセンターとの出会いになります。
魚の成長を間近で観察できる仕事なので、特に魚が好きという方にとっては天職かもしれません。また主な業務内容は肉体労働に近いものになるので、体を動かす仕事がいい、デスクワークや堅苦しい恰好が苦手、といった方にもおすすめかと思います。
おおらかな方々が多く、人間関係に不安がある方でも勤めやすい職場かと。 |
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これまでのキャリア |
2022年4月入社 白浜事業場の初期飼育に勤務 → 2024年4月 浦神事業場に異動(勤続3年目) |