学校法人近畿大学
キンキダイガク
2026

学校法人近畿大学

水産養殖種苗センター(養殖用の稚魚、近大マグロ他成魚の生産)
業種
水産
食品/教育関連/団体・連合会
本社
大阪

私たちはこんな事業をしています

マダイやシマアジ、ブリ類、クロマグロ、ハタ類(クエ等)など、
日本人が大好きな魚。

そんな魚を安定的に供給するため、
近畿大学では持続可能な養殖に取り組んでいます。
また、半世紀以上にわたり、品種改良や交雑等の育種によって、
より養殖効率が良い魚を産み出すための研究も進めています。

私たちは、そんな魚の養殖に使われる種苗(稚魚)や成魚を
陸上と海上施設で生産しています。

当社の魅力はここ!!

戦略・ビジョン

人工種苗(稚魚)の供給を通じて、持続可能な社会に貢献します。

日本では昔から様々な魚を食べており、刺身や焼き魚・煮魚など、日本人の食生活に欠かせない食材となっています。しかし、海流や水温の変化、乱獲などによって、漁獲量が減っている魚もあります。そこで、安心・安全な魚を安定供給するために世界で行われているのが、「養殖」です。私たちは、持続可能な養殖を行うために親魚の飼育から採卵、孵化、稚魚の飼育、親魚へ成長までの一貫した流れに取り組む「完全養殖」に取り組んでおり、中でもマダイやシマアジの養殖用稚魚のシェアは日本トップクラスです。世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロは、「近大マグロ」として大きな話題を呼びました。

技術力・開発力

親の育成から採卵、種苗生産まで行う「完全養殖のパイオニア」

私たちは養殖技術で世界を牽引するトップランナーとして、数多くの挑戦を続けてきました。私たちは「養殖に用いる稚魚は人工種苗であるべき」という信念のもと、人口ふ化した魚から採卵し、その卵をふ化させて、稚魚、成魚まで育てて再び採卵するという「完全養殖」に取り組んできました。現在は、農林水産省が推し進める「みどりの食料システム戦略」に沿って、ブリ類やクロマグロの人工種苗の増産にも力を入れています。

仕事内容

職場に行けば毎日魚に会える。魚好き・海好き集まれ!

私たちの仕事は採卵、稚魚・若魚・成魚の育成……など、様々ですが、どの仕事でも毎日職場に行けば魚に会え、魚に向き合え、魚を育てることができます。魚が好き、魚を育てるのが好き、海が好きな人にピッタリの仕事で、毎日楽しく仕事に打ち込むことができます。とはいえ、魚だけが相手の仕事ではありません。時には全国にあるお届け先の養殖会社を訪問して、「どのような種苗を求めているか」といった話をすることもあります。また、育成している稚魚の具合が悪いのを見つけた時には、細菌学的な検査をすることもあります。適性に合わせて様々な仕事に挑戦できるのも、当センターの特徴です。

会社データ

事業内容 【水産養殖種苗センターの会社データになります】
種苗生産、魚類飼育及びそれらに係わる各種業務

※「養殖用原魚は天然資源に依存しない人工種苗を使うべき」という理念のもと、
半世紀以上にわたり一貫して人工種苗を生産し、水産業界の発展と
持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
設立 1970(昭和45)年4月
出資金 2000万円
※近畿大学の全額出資
従業員数 99名(専任職+事務職)
売上高 非公開
代表者 センター長 岡田貴彦
生産魚種 ◎多くの魚種を育てていることが特徴です。
マダイ
クロマグロ
シマアジ
ブリ・ブリヒラ
カンパチ
クエ・クエタマ
トラフグ
イサキ
キンダイ
マサバ
ヒラマサ
認証 マダイ、シマアジ、クロマグロ、ブリ属で「SCSA認証」を取得しています。

※SCSA認証とは、NPO法人 持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会が
定めている「持続可能な水産養殖のための種苗認証制度」です。
事業所 本部/大阪府東大阪市小若江3-4-1
白浜事業場(水産養殖種苗センター本部)/和歌山県西牟婁郡白浜町1-5
すさみ事業場/和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見4578-1
大島事業場/和歌山県東牟婁郡串本町大島1790-4
浦神事業場/和歌山県東牟婁郡那智郡勝浦町浦神604-12
奄美事業場/鹿児島県大島郡瀬戸内町花天137
東南アジア事業場/マレーシア サバ州
グループ ●教育・研究を担当する「水産研究所」と
 養殖技術開発・陸上種苗生産を担当する「水産養殖種苗センター」、
 海面養殖・魚類販売・店舗経営を担当する「株式会社アーマリン近大」
 が一体となって、養殖事業に取り組んでいます。

水産研究所白浜実験場(本部)
水産研究所すさみ分室
水産研究所大島実験場
水産研究所浦神実験場
水産研究所新宮実験場
水産研究所富山実験場
水産研究所奄美実験場
沿革 1970(昭和45)年4月
 白浜漁協との共同事業で白浜水産養殖科学センター運営協議会を設立し、
 水産養殖種苗センター(現白浜事業場)を開設
1989(平成元)年10月
 すさみ、大島、浦神、新宮事業場が水産研究所各実験場より分離し、開設
1998(平成10)年12月
 瀬戸内漁協との共同事業で奄美水産養殖科学センター運営協議会を設立し、
 奄美事業場を開設
2010(平成22)年9月
 豊田通商株式会社とクロマグロ養殖事業における協業事業開始
2018(平成30)年2月
 「SCSA」認証取得 取得魚種:マダイ、シマアジ、ブリ属、クロマグロ
日本の目指す方向に沿って 農林水産省は「みどりの食料システム戦略」を策定し、
2050年にブリ類の人工種苗比率100%を達成する目標を掲げています。
現在、養殖用ブリ類種苗の大部分を天然に依存していますが、
これから人工種苗の必要度・重要度共に非常に高まっていきます。

私たちは、半世紀以上前からブリ類の人工種苗の技術開発に取り組んできましたが、
これらのニーズに応えるよう、今後は技術開発や生産拡大を加速させていきます。

将来は私たちの種苗で育ったブリ類が、世界中のレストランや
人々の食卓に並ぶ日が来るかもしれません。
海を耕す! 近畿大学の世耕弘一初代総長は、「実学教育」を建学の精神に掲げています。
学問を追究するだけでなく、世の中の人々に役立つ研究をすることが、
建学以来一貫している近畿大学の理念です。

世耕総長は第2次大戦後の深刻な食糧不足の状況を見て、
日本を取り巻く海を「畑」と捉え、「海を耕す!」という理念を掲げて
魚の養殖を試みはじめました。
それが、近畿大学が養殖に取り組んだ第一歩です。

水産研究所第2代所長で、初代種苗センター長の原田輝雄先生の
「養殖用原魚は天然資源に依存しない人工種苗を使うべきだ」
という理念のもと、水産研究所で開発した人工種苗生産技術を
種苗センターに移転し、養殖用人工種苗の量産化を進め、
卵の孵化から育成まで一貫して行う完全養殖を実践してきました。

新しい技術や育成方法に挑戦し、日本の養殖を牽引することで、
多くの人々がおいしい魚をいつでも安心して食べられる日常の
実現に貢献しています。
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