株式会社山と溪谷社

インプレスグループ

業種	出版
本社	東京

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山岳図書出版部
田島　圭悟（25歳）

【出身】中央大学文学部　人文社会学科国文学専攻卒
【年収】非公開

これが私の仕事	山岳分野の書籍、季刊誌『ROCK＆SNOW』の編集山と溪谷社の強みの一つである山岳関連の書籍を作っています。定型的な仕事として３ヶ月ペースで刊行されるクライミングに関する雑誌『ROCK&SNOW』の編集をしながら、別で書籍の企画、編集なども行ないます。編集というのは自らが書くことは少なく、貰った原稿や写真といった素材を見やすく魅力的に盛り付ける料理人のような仕事です。しかし、ただ受け身な仕事ではなく、プロのカメラマン、ライターにこういうものを撮ってほしい、書いてほしいと指示をする責任重大な立場でもあります。プロに指示をするのは物怖じてしまうし、自分の頭の中で考えていることを指示するのは難しいですが、考えていることが実現して形になっていく過程はとても楽しいです。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	学生時代に気に入って読んだ絶版本を自分の手で復刊させたこと入社して1年目で書籍を製作するチャンスがありました。学生時代に読んで、自分に大きな影響を与えた絶版本を増訂して復刊するというものです。初めて一人で担当する書籍ということで、どこから手を付ければ良いのか不安もありましたが、担当するのは自分一人でも著者やブックデザイナーといった大先輩達に色々と教わりながら進められました。本を作る仕事は目に見えて形になっていくので、本のカバーのデザインが決まったり、新たな追加原稿を読んだりと少しずつ形になっていく度に興奮です。そして最後に出来上がった本が自分の手元に来た時は一仕事終えた満足感と、これが多くの人の手元に届くという期待感があります。形になる仕事なので自分の担当した書籍が通販サイトに出た時はリンクを友達や家族に送ってしまいます。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	自分の好きをそのままで通せる就活中はその会社と自分の経験の共通点を探して面接を受けていました。しかし、それらの共通点は限定的なもので落ちないようにと言葉を選んで面接に臨んでいました。そんな中で、山と溪谷社だけが自分の思いをそのままぶつけることができた会社だったので選びました。他社の面接では、クライミングを今後も続けていきたいという思っても中々言い出しにくい部分がありましたが、山と溪谷社はむしろ応援してくれます。趣味を仕事にすると良くないという話もありますが、私の場合は仕事で得た知識が趣味に活き、趣味でフィールドに行けば新たな企画のヒントになり相乗効果があるので選んで良かったと思っています。

これまでのキャリア	山岳図書出版部　(現職・今年で3年目)

この仕事のポイント

	編集・制作
	趣味・プライベートシーンを楽しくする仕事
	自分の仕事を自分で決めていく仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
	業界やその道で有名な人とのコネクションができる仕事
	信念を持って物事に取組むことのできる人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

自分で納得できる企業、仕事を選ぶことが大事だと思います。周囲の大人が多くがアドバイスをくれるかもしれませんが、価値観は人それぞれですし働くことになるのは自分です。自分が納得していれば大変なことがあっても「まぁ、自分がやるって決めたことだしなぁ……」と思うことができます。これで嫌な気分は半減。仕事で嬉しいことがあれば「さすが、自分！この道で間違っていなかった！」と嬉しさは2倍になります。