これが私の仕事 |
小さな地方公共団体の「何でも屋」 気仙広域連合は、大船渡市、陸前高田市、住田町で構成される組織で、市の一部署ではなく、特別地方公共団体という独立した団体です。といっても、その職員は各構成市町から派遣された6名しかいない小さな団体なので、総務、企画、財政、会計、議会、そして衛生関係と、一人で何役もこなさなければなりません。業務内容は多岐に渡り、私が異動の際に上司に言われた「小さな役所を全部自分で回していく仕事」という言葉がぴったりだと思います。今も議会の準備をしながら税務署へ提出する書類を作り、公金の出納管理もするという状況です。頭を切り替えるのが大変ですが、様々な課の職員と調整しながら仕事を進めるので、役所の仕組みを一度に学べるチャンスだと感じています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
愛しい「当たり前」を守る仕事 公共サービスは「あって当たり前」のものなので、公務員は直接感謝のお言葉をいただく機会は正直多くはありません。就職してすぐはそれを寂しく感じることもありましたが、出産して子育てをしながら働く中で、その「当たり前」に提供されるサービスこそが幸せな日々の土台になっていると気づきました。役所の仕事はすべて、地域の子ども達が健やかに成長するために不可欠なものと理解するようになってからは、どんな業務もやりがいをもって仕事に向き合えるようになりました。「当たり前」万歳! |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
大好きな地元のために働きたい 就職活動中に東日本大震災が起きた際、地元はどうなってしまったのか不安な気持ちいっぱいで一時帰省しました。市街は壊滅的な被害でしたが、あたたかく迎えてくれる大船渡の空気には何の変りもなく、その時「この地域の正体は建物や道路ではなく、人なんだ」と実感しました。そんな大好きな地元=市民の皆様の力になれたらと思い、民間志望から公務員志望に変更しました。試験対策など準備に遅れをとったので苦労しましたが、進路変更を後悔したことはありません。最近は子どもが病気にかかり、長く休暇を取らざるを得ないこともありましたが、自治体は休暇の制度が確立しており、かつ上司の理解もあって本当に助けていただきました。 |
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これまでのキャリア |
農林水産部農林課(平成24年度採用)→生活福祉部国保年金課→教育委員会学校教育課→気仙広域連合衛生課 |