これが私の仕事 |
食品ロスの削減に貢献する食品素材・添加物の開発 食品添加物は悪いイメージを持たれがちですが、私たちが加工食品をおいしく・安全に食べられるようにするだけでなく、食品の廃棄を減らすためにも重要なものになります。
私の所属している研究室では食品を腐らせる原因となる変敗細菌の増殖を抑制する制菌剤や、従来方法では解決が難しい問題に対し解決へ導くための新技術の開発等に取り組んでいます。現在私は弊社の製剤ではカバーできていない菌種を抑制する制菌剤の開発に注力しています。新しい素材を検討しながら安全と健康にも考慮した食品ロスの削減に貢献する制菌剤を提供できるよう努めています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
廃棄される食品を減らすことに繋がる技術開発 入社2年目に携わった蛍光灯の光で起こる加工食品の品質劣化を抑制する研究において、従来法よりも抑制が可能となる新規技術の開発と特許申請に至れたことです。
長年研究され、未だに解決できていないような非常に難しい課題だったのですが、数カ月にわたるスクリーニングの結果、予想外の素材で従来よりも抑制が可能となることを発見しました。また、メカニズムの解明にも最後まで取り組ませてもらえ、その結果が新技術として特許申請に至れたため、苦労した分達成感もひとしおにありました。
昨今は食品ロスの削減と消費者のニーズを兼ね備えた製品が求められており、要求されるもののレベルも高く開発に苦労しますが、品質劣化により廃棄される食品が少しでも減らせられる製品作りに関わる機会が多いため、非常にやりがいを感じます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
化学で社会貢献できる 私は「仕事で化学を使っていきたい」という思いがあったので、化学メーカーの研究・開発職を志望して就職活動を進めていました。
奥野製薬工業は化学を根底に持ち「表面処理(鍍金)」「無機(ガラス)」「食品」の全く異なる3部門の事業展開をしているところにまず目が留まりました。特に化学メーカーの「食品部門」という点に興味を持ち、調べていくうちに私たちが食中毒にならないよう安全に食品を提供したり製造過程でできる規格外の食品の廃棄を減らすことに貢献できる点において非常に社会貢献度が高いと感じ、ここで研究開発に携わりたいと思いました。
また、研究員の数が多く、分析機器も充実しており研究開発に力を入れている点も最終的な決め手となりました。 |
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これまでのキャリア |
2017年入社
研究開発(現職・今年で4年目)
※所属・内容は取材当時のものです。 |