これが私の仕事 |
「おいしさ」の解明に挑み、「おいしさ」をサポートする素材の開発 加工食品の味や食感、色や形に対して、食品成分や構造がどのようにかかわっているかという研究を通して「おいしさ」の解明に挑み、その「おいしさ」をサポートする製品・技術・情報を提供しています。
例えば、うどんやラーメンの麺内部構造をX線CTやSEM像で可視化し、その構造をどのように変化させればコシや弾力が得られるか調査して“食感改良素材”という製品開発につなげています。開発品は技術データと共に加工食品メーカーへ提案します。麺以外にも菓子・パン・ソーセージ・サラダ・米飯など多くの食品のおいしさに関与する素材開発を行っています。
「安全」も大きなキーワードであり、変敗細菌を制御する素材開発にも注力しています。開発品が採用された食品をコンビニ、スーパー、カフェチェーンなどで目にすると非常に嬉しいです。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
成果を得るまでに障壁は高いが、お客様の「おいしい」と信頼獲得が醍醐味 自分が開発した、あるいはチームとして携わった製品が食品メーカーに採用され、市場に陳列されたときは研究開発者として充足感を覚えます。特に、相手企業のニーズを分析し、狙い通りに成果が出た場合は格別です。
しかし、順調に結果を残せるばかりでなく、様々な課題にもぶつかります。例えば、開発品の性能不足、ニーズの把握ミス、市場変化など。私はこの課題をクリアしていくプロセスこそが最も重要で醍醐味だと考えます。冷静に状況把握し、研究を見直し、相手企業や営業担当者との綿密な意見交換を実施します。課題に向き合い、ひとつひとつクリアした結果として成果を得たとき、これこそが最大のやりがいです。そうすると、相手企業や関係者からの信頼獲得にもつながり、モチベーションアップや仕事の幅の拡大にもつながります。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
意志があればチャンスはいくらでも与えられる社風 体や健康に関係する製品開発をしたく、化粧品・医薬品・食品メーカーを中心に就職活動を行い、奥野“製薬”工業という社名に目がとまり、企業研究・応募となりました。実は、当社を知ったとき既に会社説明会・募集は終了しており、数日後に入社試験という段階でした。当時(2001年)、メールでのやりとりが中心でしたが、手紙に入社試験を受けたいという熱い希望を記し、締切後にもかかわらず受け入れてもらえ、今日があります。入社を決めたのはチャンスをもらえた温かさです。社是は「ほんとうに愛される製品をつくり、みんなに愛される人になれ」。愛のある温かい社風、志があればいくらでもチャンスが与えられる社風は今でも魅力の一つです。 |
|
これまでのキャリア |
2002年入社
食品研究(2年間)→食品営業(4年間)→食品研究(現職・今年で12年目)
※所属・内容は取材当時のものです。 |