これが私の仕事 |
主に洗顔料やボディソープ等の洗浄剤型、メイキャップ化粧品の処方開発。 化粧品の中身を設計しています。化粧品の処方開発はよく料理に例えられます。処方=レシピのことで、例えば砂糖・醤油・酒を大さじ〇杯入れる、のように約5000種類ある化粧品原料の中から剤型に合わせて15~30ほど原料をピックアップし、それぞれの配合量を検討していきます(原料A:5% 原料B:3%…等)。そして合計100%となるように組んだ処方をビーカースケールで手仕込みし、出来上がった化粧品を評価します。使用感はどうか、容器に充填した際に使いやすい物性になってるか等、様々な観点から評価をし、満足でなければ作り直します。配合バランスを変えたり、原料を追加したり、作り直しは3回で終わることもあれば100回繰り返すこともあります。処方が確定すれば、工場でのスケールアップ検討を実施し、ついに発売されてお客様の手元に届きます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
若気の至り、無茶苦茶なアイデアから生まれた新技術。 入社2年目の時、ナリスで最も売れているブランドのリニューアルがあり、その洗顔料の中身開発を担当することになりました。まだ右も左もわからないような状態でしたが、若さを武器に未だかつて誰もやったことがないことをやってみようと、普通なら絶対に洗顔料には配合しない原料をあえて配合してみました。おそらく当時の先輩方からすると、あほなことをやっているな~と思われていたと思います。しかしこれが功を奏し、使用感が向上し、理想的な洗顔料を作ることが出来ました。またこの件で特許を取ることができました。ついに発売され、「二度と手放せない」とのお客様の生の声を聞いたときは本当に嬉しかったです。斬新なアイデアを形にできるのが研究開発の仕事です。もちろん苦労もたくさんありますが、その分、非常にやりがいを感じています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
若手社員が活躍し、自信に満ち溢れ、いきいきとしていたこと。 就職活動当時、ナリスの研究開発部の社員との交流を通して、とにかく若手社員が輝いて見えたのをよく覚えています。そして、私も同じように頑張れば若いうちから活躍し、やりがいを感じられるのではないかと思ったのが、ナリスを選んだきっかけです。実際に入社し先輩を見ると、4~6年目くらいの比較的若手の社員が、既に部の中心メンバーとして中身開発を行い、ベテラン社員とも対等にディスカッションをしている姿がありました。私の性格的に、下積み時代が長い間仕事よりも、いち早く成長して活躍したいと思っていたので、若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえるナリス化粧品の研究開発部は、私にとってベストな選択でした。 |
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これまでのキャリア |
研究開発部 研究開発課 処方技術開発グループ(現職:8年目) |