業種 |
化学
半導体・電子部品・その他/金属製品/非鉄金属/ガラス・セラミックス
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本社 |
東京
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~素材を極め、未来を拓く~
●当社は日本製鉄グループの中で「鉄以外の素材」を一元的に取扱います。
●製鉄から派生した化学・素材メーカーとして、独自性の高い事業を展開しています。製鉄化学では「世界トップランナー」として社会を支え、世の中の注目度の高い機能材料や電子材料では「シェアトップクラス」の製品を保有し、ユニークな化学・素材メーカーとして総合素材対応力を高め、世界に向けて新たな価値を創造します。
●私たちは、製鉄事業を応用した化学・新素材メーカーとして事業領域・専門性は世界No.1を誇るリーディングカンパニーです。●製鉄時に排出される副産物を廃棄するのではなく、価値ある素材として有効活用していこうとする姿勢と努力が、世界トップクラスの製鉄化学メーカーとしての礎を築いています。●〈開発事例〉・世界トップレベルのニードルコークスを世界で初めて製造。・有機EL材料として光の三原色のうち、赤・緑を世界で初めて製品化。Etc. (その他事例、詳細は弊社HPをご確認ください!)●「鉄以外の素材なら何でも事業化できるチャンスがある」当社でワクワクするようなイノベーションを起こしたい方をお待ちしております。
●当社には、若手の頃から裁量の大きな仕事を任せてもらえる環境があります。●若手であっても積極的に意見や提案を出せます。上司や先輩もそれを真剣に受け止めて議論し、筋が通っていれば実際に採用していきます。●海外拠点の立ち上げやグループ連結決算など、会社にとって重要な業務に若手のうちから深く携わっている社員が多くいます。●働いている中で自分の適性や可能性を知り育って欲しいという思いで、社員の希望をヒアリングの上、入社から約10年間で2~3職種を経験することができます。●私たちは社員一人一人が幅広い経験を積みそれぞれの適性に合った専門性を深めることで、太く豊かな幹を形作ってほしいと願っています。
●当社使命の一つは、社会や産業の基盤となるコールケミカルや化学品の様々な製品の安定供給です。その責務を負うのが、お客様と深い連携を取り合う「ルート型営業」です。基本的に若手社員でも一人で一製品を担当し、社会や業界全体のモノづくりを俯瞰しながら数千万~億単位のダイナミックな取引を行うことになります!●一方、有機EL材料や回路基盤材料、金属箔、炭素繊維複合材料など当社の高い技術を用いて、社会のニーズ・お客様の課題や要望に応えていく事が「提案型営業」です。様々な分野のお客様に、当社の技術を提案していくハードルの高い営業スタイルですが、その分、採用された時の達成感は何ものにも代えられません!
■事業内容 | ●限りある地球資源を活かし、そこから様々な素材を創り出す。
●これが、私たちが歩んできた道のりであり、これからも社会の発展に貢献するため化学・素材技術を更に高め、新たな技術の開発に果敢に挑戦していきます! 変わらぬ使命を果たすため、素材を極め、未来を拓きます。 |
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■事業内容/コールケミカル事業 | ●当社発足の原点であり中核事業です。
●製鉄化学製品は製鉄や半導体、建築、自動車など幅広い分野で使用されています。例えば、自動車タイヤの原料となるカーボンブラックをはじめ、タールや特殊炭素製品、ガスなどは半導体産業や航空宇宙産業といった多岐に渡る分野で無くてはならない存在です。 ●タール・炭素材料分野の未知なる素材のチカラを高め、オンリーワン技術の追求に励んでいます。 ●製鉄化学における世界のリーダーとしての地位を築いています。国内最大の規模を誇るタール蒸留能力と長年培ってきた製造技術で規模・品質・コスト面の差別化を図り、「世界最強のコールケミカル事業」を目指しています。 |
■事業内容/化学品事業 | ●製鉄プロセスから得られる副生品の高付加価値化を担い、製鉄化学と石油化学の豊富な原料ソースを活かして社会の基礎を支える製品や独自性の高い製品などを展開している基盤事業です。当社の技術力を駆使して、高付加価値な製品を創出する、循環型社会に欠かせないエコロジーな事業です。
●世の中・暮らしを支える様々な産業で使用され、プラスチックや包装材料、自動車、家電など数えられないほど多岐に渡り、皆さんが普通に生活している「その普通」を下支えしています。 ●独自の製造プロセスと原料構成により、安定的かつ優れたコストパフォーマンスを誇ります。 |
■事業内容/機能材料事業 | ●創業以来、長年保有・蓄積してきた技術を駆使して当社独自の材料を創出し、先進機器の高機能化・多機能化を実現してきた、当社発展の軸となる事業です。
●その特性から低エネルギー・高効率化を推進する材料として用途は幅広く、スマートフォンやテレビ、パソコンなどの電子機器材料から、将来の材料として注目される有機EL材料、次世代通信規格や電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)など未来を現実にする素材を開発・製造しています。 ●創業以来、長年保有・蓄積してきた技術を駆使して当社独自の材料を創出し、先進機器の高機能化・多機能化を実現し、多彩なオンリーワン事業を展開している当社発展の軸となる事業です。 ●その特性から低エネルギー・高効率化を推進する材料として用途は幅広く、スマートフォンやテレビ、パソコンなどの電子機器材料から、将来の材料として注目される有機EL材料、次世代通信規格や電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)など未来を現実にする素材を開発・製造しています。 ●世間で注目されている炭素繊維材料では、建築・土木関係から電子機器や自動車、産業ロボット、医療部材、スポーツ用品、宇宙航空に至る様々な分野で使用されています。 ●社会インフラに欠かす事が出来ない素材や高付加価値、差別化製品を生み出し、市場の中で確固たる地位を今後も築いていきます。 |
■設立 | ■旧 新日鉄住金化学株式会社
・1907年(明治40年) 官営八幡製鐵所にてコールタール蒸留事業開始 ・1956年 八幡製鐵(株)の化工部門が独立し「八幡化学工業株式会社」設立 ・1969年 大分でNo.1 芳香族設備稼働開始 ・1970年 新日本製鐵(株)の発足に伴い、社名を「新日本製鉄化学工業株式会社」に変更 ・1984年 新日本製鉄化学工業(株)と日鐵化学工業(株)が合併。「新日鐵化学株式会社」として発足 ・1989年 回路基板材料「エスパネックス」販売開始 ・1991年 「広畑製造所」設立 ・1997年 「新日化カーボン」設立 ・2003年 「新日本テクノカーボン」設立 ・2004年 高品質ニードルコークス「LPC-US」開発・販売開始 世界初、有機EL 燐光発光材料の実用化に成功 ・2006年 創立50周年を迎える ・2010年 東都化成のエポキシ事業を統合 ・2011年 「新日化機能材製造」設立 昭和電工殿との合弁により「NSスチレンモノマー」設立 ・2012年 新日鐵住金(株)の発足に伴い、社名を「新日鉄住金化学株式会社」に変更 ■旧 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 ・1984年 新日本製鐵(株)新素材事業開発本部 設置 ・1985年 「マイクロン」設立 ・1987年 新日本製鐵(株)新素材事業本部 設置 「日鉄マイクロメタル」設立 ・1988年 「圧延金属箔」事業化 ・1991年 「メタル担体」事業化 ・1995年 「日本グラファイトファイバー(株)」設立 ・1998年 「日鉄コンポジット(株)」設立 ・2006年 新日本製鐵(株) 新素材事業部 セグメント分社化により、「新日鉄マテリアルズ株式会社」として発足。 ・2012年 新日鐵住金(株)発足に伴い、社名を「新日鉄住金マテリアルズ株式会社」に変更 ●2018年 日本製鉄グループ(旧名・新日鉄住金グループ)の化学セグメントである「新日鉄住金化学株式会社」と、新素材セグメントである「新日鉄住金マテリアルズ株式会社」の経営統合により、『日鉄ケミカル&マテリアル株式会社』が発足 |
■資本金 | 50億円(2024年3月末現在) |
■従業員数 | 連結:3,454名(2024年3月末現在) |
■売上高 | 2,608億円 (2023年度・連結) |
■代表者 | 代表取締役社長 右田 彰雄 |
■本社 | 東京都中央区日本橋
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■研究所 | 総合研究所:千葉県(木更津、袖ヶ浦)、福岡県(北九州) 他 |
■拠点 | ●国内
東京都、宮城県、茨城県、千葉県、埼玉県、愛知県、兵庫県、山口県、福岡県、大分県 他 ●海外 中国・韓国・台湾・香港・フィリピン・マレーシア・インドネシア・タイ・インド 他 |
■主要関連会社 | (株)シーケム
日鉄カーボン(株) 新日本テクノカーボン(株) NSスチレンモノマー(株) 日鉄機能材製造(株) 東洋スチレン(株) 日鉄マイクロメタル(株) 日鉄エポキシ製造(株) 日本グラファイトファイバー(株) 韓国日鉄ケミカル&マテリアル 日鉄化学商貿(上海) 日鉄化学商貿(上海)深セン 日鉄化学材料商貿(香港) 杭州日鉄排気装置 日鉄ケミカル&マテリアル・インドネシア 日鉄ケミカル&マテリアル・インディア ハリミックマレーシア 日鉄マイクロメタル・フィリピン 杭州日茂新材料 日鉄マイクロメタル・マレーシア 日鉄ケミカル&マテリアル・タイランド ほか |
■企業ビジョン | 化学の芳香族化学合成・精製・配合等の素材設計製造技術と、新素材の薄箔・細線・微粒子等の材料技術を融合させ、新たな価値を創造し続けます。 |
■企業理念 | 素材を極め、未来を拓く
― For Your Dream & Happiness ― 私たちは、高度な化学技術・素材技術を自ら育成蓄積し、素材の高度かつ多様な利用を通じて、人々の暮らしを豊かにする製品・サービスを提供し、地球環境に貢献します。 ●経営理念 私たちは、以下の項目を重視した企業活動を展開し、公正で透明な経営を行い、広く社会から信頼される企業として、成長を続けます。 ○地球環境への貢献 ○健康的で人間性豊かな社会の実現 ○顧客との共創・共栄 ○社員の成長と幸福の実現 ●行動指針 □信頼 私たちは、法と社会のルールを守り、常に社会・顧客の視点で物事を考え、社会・顧客から信頼を得ることを目指します。 □挑戦 私たちは、自分自身と会社がともに成長することを願い、自らの役割を正しく自覚し、高い志を忘れずに、目標に挑戦し続けます。 □貢献 私たちは、社員一人ひとりの多様性・個性を尊重し、互いに支え・盛り立て切磋琢磨することにより、組織・チームとして最高の成果を出し、社会に貢献します。 |
■人事制度 | ●目指したいキャリアの実現、仕事を通して成長出来る制度
・社員が目指したいキャリアの実現や仕事での成果を達成する機会を持ち、当社で働くことで自らの成長を実感できる制度になっています。 ●積極的に行動する人をしっかりと評価する制度 ・人事制度には成果主義(実績評価)をとりいれています。 ・年功重視ではなく、役割を果たしたか・成果を上げたかを評価の軸として、評価の分かりやすさ・透明性を確保する事で、評価と処遇を直結しています。 これはノルマ主義ではなく、目標管理と行動評価、つまり結果とプロセスを評価し、経過をきちんと見ていく制度です。 ・こうした成果主義も「積極的に行動すれば必ず報われる」、このような社風・雰囲気がベースにあるからこそ、若手から積極的に挑戦する環境、一人ひとりの考えや想いを求められる文化が根付いていると思います。 ●多様な働き方が出来る柔軟な制度 ・社会の変化や人材の多様化に対して受容するだけでなく、「多様性」を会社・個人の成長ドライバーとすることが重要だと考えています。 社員の能力と自らの意欲をより一層高め、付加価値を創出することを目指しています。 |
■2025年・中長期経営計画<主旨> | ●日本製鉄グループのケミカル・マテリアル事業を担うセグメントとしてグループ企業価値を最大化するとともに総合力強化に貢献する。
●当社の特徴ある技術を生かし、各種事業領域・製品分野でニッチトップを目指す。 ●経営資源で企業価値最大を図り、成長拡大が期待できる分野へ資源を集中して投下する。 ●地球環境への貢献を図るカーボンニュートラルについての取り組みを今後も継続する。 |
■研究開発・新事業開発 | ●世の中へ新たな「価値」を生み出すため、市場の流れ・スピードに基づいた研究開発と新規事業創出に向けた活動を積極的に推進しています。
●当社の独自技術である「炭素材料」・「芳香族化合物」・「無機」・「金属材料」の深化による競争力強化と新規事業創出に向けて「高速通信」・「複合材料」・「熱マネジメント」等の成長分野へ展開を図ります。 ●将来の成長に向けて「エネルギー」、「環境」、「医療分野」等の領域へも焦点を当てて取り組んでいます。 |
■開発製品例<その1> | ●フレキシブル回路基板用材料
薄くて柔らかく、屈曲性に優れていることから、スマートフォンやビデオカメラの部品として使用されています。 当社独自の設計・合成技術により開発した高機能樹脂(低熱膨張ポリイミド樹脂)をベースとした無接着剤タイプのフレキシブル回路基板用銅張積層板「エスパネックス」は、その信頼性の高さから、世界最大手の位置にあり、福岡(北九州)・千葉(木更津)の2つの製造拠点から世界のマーケットに製品を供給しています。また、当社独自の技術で開発した「シロキサン変性ポリイミドシート」は原子酸素への優れた耐性が高く評価され、宇宙ステーション「きぼう」での暴露実験を実施しました。 |
■開発製品例<その2> | ●有機EL発光材料
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイに比べ、省電力、薄型化が図られ、さらに応答性にも優れることから、次世代のディスプレイとして世界が注目する有機ELディスプレイ。 長年培ってきた製鉄化学の技術(分子設計、合成、分離・精製)をフルに活用し、世界で初めて実用化された当社の材料は、既に携帯電話やスマートフォン、カーナビのディスプレイに採用されています。 緑色の開発にも成功し、近い将来ラインアップされる青色を加え、オール燐光デバイスの実現に向けて邁進中。 当社の有機EL材料を使用した一枚の薄いフィルムがテレビになる・・・そんな夢が現実となる日も間近です。 |
◆有機EL照明技術開発 | 次世代のフラットパネルディスプレイとして注目されている有機ELは、白熱電球や蛍光灯にかわる次世代の照明としても大きな期待が寄せられています。
高効率な有機EL照明を実現し、既存光源の代替を図ることで、消費電力が大幅に低減されることに加え、薄型化・フラット化によってデザインの自由度が広がり、利便性や意匠性の高い照明づくりが可能となります。 現在、国家的なプロジェクトに当社の開発した赤色、緑色の有機EL燐光材料を提供しています。 燐光材料とは、従来の蛍光材料と比較して、大幅に発光効率を高めた(理論上は四倍)もので、この燐光材料を用いることで、よりいっそう照明の発光効率を高めることができます。 当社ではさらに青色の有機EL燐光材料の開発を進めており、オール燐光材料によるデバイスの実現によって、「環境にやさしい省エネ・低コスト」の有機EL照明の開発を目指しています。 |