繊維産業向薬剤専業メーカーとして誕生した私たち。
大正15年の創立以来90年以上、
現在は繊維産業のみならず、
情報・エレクトロニクス、自動車、精密機器、
土木・建築、ゴム・プラスチックなどなど
非繊維産業においても当社の製品を扱いいただき、
業績も順調に推移しております。
今後も各種産業の裏方として
「界面活性剤の松本」は
界面科学の研究を重ね、
お客様のニーズにスピーディーに対応して行きます。
「水と油のように、まざらないものをまぜやすくする」「汚れを落とす」「泡を立てたり、消したりする」「濡れやすくしたり、しみ込みやすくしたりする」…こんな不思議な機能がたくさんある界面活性剤。現在は繊維産業を飛び出し、一般工業用分野においてもその需要は高まっています。当社はそんな界面科学の技術を活かし、1957年には独自技術によりわが国初の「メチルセルロース」の製造・販売を開始。更に建築内装、自動車、インキ等の各産業に有用性の高い「熱膨張性マイクロカプセル」を開発するなど、さまざまなニーズにお応えするため、性能を重視した「パフォーマンス・ケミカル製品」を供給しています。
マイクロカプセル・繊維用薬剤をはじめ多くの分野でシェアを有し、スペシャリティ・ケミカルに特化したメーカーとして東京証券取引所スタンダード上場している私たち。先述した「膨張性マイクロカプセル」を軸に、現像機で加熱することで、点字が盛り上がり、視覚障害者の方が手で触れてその形状がわかるようになる「視覚障がい者用立体コピーシステム」を開発。福祉にも大きく貢献することができました。またこの卓越した技術により「日本高分子学会賞」も受賞。社員の3割以上を研究・開発部門に投入し、独自技術で新しい“価値”を創造し続けた賜物と自負しています。
大阪府八尾市にある本社研究ビルでは、全従業員の30%以上を占める研究者が日々新素材・新製品の開発に取り組んでいます。ラボでの実験から工場での実機の試作生産まで携われるなど、研究者冥利に尽きる働き方が可能。また10名ほどの少人数グループでの作業ですので、丁寧に研修やサポートを行えるのも魅力の一つ。専門知識は一つひとつお教えしますので、ご安心ください。この仕事で大切なのはステレオタイプに囚われない発想力と思考の柔軟性。新卒で入社し数年目の研究者が、誰も思いつかなかったアイデアで新商品を開発することもあるのです。そんな研究に没頭できる環境で、あなただから生み出せる新素材を発明しましょう。
事業内容 | 【界面活性剤および高分子関連製品の製造・販売】
◇繊維関連分野 原糸の状態から仕上げ製品になるまで、様々な工程で必要となる界面活性剤。 紡糸紡績から糊付け、洗練染色、最終工程など用途やシーンで扱う多種多様な 繊維用薬剤の開発に取り組んでおります。 ◇一般工業分野 湿潤、浸透、乳化・分散、起泡・消泡などの性質から、界面活性剤は 数多くの産業分野で原材料として利用されています。 当社では長年培ってきた界面技術を用いてあらゆる産業に対し、 機能性工業品を開発提供しています。 ◇熱膨張性マイクロカプセル・マイクロビーズ 液状の低沸点炭化水素を熱可塑性高分子殻(シェル)で 包み込んだマイクロカプセルです。膨張する特性や構造を利用することで 立体プリントインキ、物質の軽量化、断熱材、クッション材などに 使用されます。 |
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創業・設立 | 【創業】 1926(大正15)年10月
【設立】 1939(昭和14)年3月 |
資本金 | 60億9,000万円 |
従業員数 | 436名(2023年3月期) |
売上高 | 392億円(2023年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 木村 直樹 |
事業所 | 本 社:八尾(大阪)
研究所:八尾(大阪) 工 場:八尾(大阪)、高石(大阪)、袋井(静岡) 営業所:東京、大阪 |
関連会社 | 松本興産(株)
日本クェーカー・ケミカル(株) 立松化工有限公司 PT松本油脂インドネシア うどん処加門 |