豊国工業株式会社

業種	金属製品設備・設備工事関連／建設
本社	広島

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工事部
Ｉ・Ｔ

【出身】近畿大学工学部　機械工学科卒
【年収】非公開

これが私の仕事	ダムや河川などに設置される水門設備の施工管理業務を担当私たち豊国工業は、水門の設計・製造から施工まで一貫して手掛ける専門メーカー。そのなかで私は、ダムや河川工事の現場で水門を据え付ける施工管理を担当しています。たとえば納期から逆算して工程表を作成したり、必要な機械・重機や人員、費用を算出して原価計画を策定したり。さらに施工方法の検討や足場などの仮設物の構造検討、クレーンをはじめとした重機の使用計画の立案も私の業務です。水門設備の施工は、高所作業や重量物を扱う作業が多いので、安全管理にはとくに気を配っていますね。また、現場ごとに気候や地形も異なるので、そういった自然条件も各計画の中に織り込む必要がありますし、ダムの工事を担当する土木業者のみなさんともコミュニケーションをとりながら作業を進めなければなりません。業務内容はかなり幅広いですね。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	初めて任された現場で自然と格闘。そのぶん達成感も大きかった入社後3年間は先輩のアシスタントとして経験を積みました。そして4年目にいよいよ独り立ち。初めての現場は秋田でした。通常、現場作業にあたるのは現地の協力会社の方々で、豊国工業からは私1人だけ。それまでは常に先輩がそばにいたので、様々な判断をひとりで決定する難しさを痛感しました。また、秋田ならではの雪の多さも悩みの種でした。印象に残っているのは、基礎にコンクリートを打ち込む日に大雪が降り、あまりの積雪に現場に立ち入れなくなった日のこと。実は、コンクリートは練り混ぜから数時間以内に打ち込まないと使い物にならなくなるんです。そこで早朝からみんなで雪を掻き、なんとかその日の工程を終えることができました。そんな苦労を重ねて、4ヵ月後にようやく完成。据え付けた水門を見た時は充実感で一杯になりました。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	「災害から人々を守る」。そんな誇りを持って働きたいと思った就職活動時は、機械メーカーなどを中心に何社か回りました。そうした中、当社に勤める知人の紹介で「豊国工業」の名前を知ったんです。自然災害の多い日本では、地震による津波や台風による洪水などの災害が毎年のように発生しています。ニュースで被害状況の報道が流れるたび、私自身も自然の恐ろしさを感じていました。豊国工業が製造する水門は、こうした災害から人々の暮らしや命を守るためのもの。誇りを持ってチャレンジできそうだと思い、入社を決めました。今、水門の施工に取り掛かる前に渡される資料には、なぜここにダムが必要なのかといった内容が、過去の災害被害の状況とともにつぶさにかかれています。それを読んでいると、「自分たちが手掛ける仕事を通じて、人々を災害から守りたい」という思いがより強くなります。

これまでのキャリア	工事（現職・今年で9年目）

この仕事のポイント

	施工管理
	災害・事故・犯罪からヒトの命を守る仕事
	何人もの人を動かすリーダーシップが問われる仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
	臨機応変な対応力が身につく仕事
	大勢の人と協力しながら進めるのが好きな人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

今は就職サイトを見て就職先を探している人が多いと思いますが、ネットの情報だけではわからないことがたくさんあると思います。私自身、当社の業務内容はある程度知っていたものの、入社後に初めて現場に入ったときには、製品のスケールの大きさに度肝を抜かれました。また、並んでいる重機も見たことのないものばかり。ワクワクしましたね。みなさんも、できるだけ実際に会社を訪問してみてください。ネットではわからなかった、新しい発見があるかもしれませんよ。