業種 |
化学
医療機器/精密機器/化粧品/半導体・電子部品・その他
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本社 |
東京
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富士フイルムは、写真フィルムなどで培ってきた技術を生かし、「ヘルスケア」「エレクトロニクス」「イメージング」の3つの領域で幅広い事業を展開しています。
価値ある製品・サービスを提供し、社会の発展と人々の生活の質の向上に貢献することを目指しています。
当社の挑戦を成し遂げるための最大の原動力は「人材」です。どんな課題にも自分の想いを いける人材を求めています。
わたしたちは、多様な「人・知恵・技術」の融合と独創的な発想のもと、様々なステークホルダーと共にイノベーションを生み出し、世界をひとつずつ変えていきます。当社の社会における存在意義を示す富士フイルムグループの「パーパス」を制定しました。世界中の人々の笑顔を見つめてきた富士フイルムグループは、これからもヘルスケア/エレクトロニクス/ビジネスイノベーション/イメージングの4つの事業領域で人々に寄り添い、従業員一人ひとりが「アスピレーション(志)」を持って、このグループパーパスの実現を目指すことで、地球上の笑顔の回数を増やしていきます。
当社はX線、印刷用フィルムなど写真以外の事業においても市場シェアを獲得してきました。一方で、80年代デジタル化の兆しを感じ取り、率先してデジタル技術の開発を進め、画期的な製品を提供してきました。当社の歴史は、社会のニーズに応え自らを変化させてきた、イノベーションの連続だったと言えます。創業80周年を迎えた、2014年に制定したコーポレートスローガン「Value from Innovation」には、富士フイルムが「イノベーターとしてのDNA」をもとに、「新たな価値」を創出していくという思いが込められています。今後も「Value from Innovation」のもと、自らを変革させ、人々の心が躍る「技術」「製品」「サービス」を生み出し続けます。
富士フイルムグループの創業の原点といえる写真フィルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、撮影前に試すことができない「信頼を買っていただく商品」です。そのため、事業活動の根底に、環境保全、ステークホルダーからの信頼が大前提という考え方があり、これが富士フイルムグループのCSRの原点であり、DNAとなっています。2024年1月には、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を制定。このグループパーパスを旗印に、革新的技術・製品・サービスの提供などの事業活動を通じた社会課題の解決により一層取り組み、サステナブル社会の実現にさらに貢献する企業を目指します。
事業内容 | ・ヘルスケア
トータルヘルスケアカンパニーとして「予防」「診断」「治療」の3領域で幅広い事業を展開。アンメットメディカルニーズへの対応や疾病の早期発見、画期的なワクチンや医薬品の開発・製造支援などを通じて、世界の人々の健康に貢献しています。 メディカルシステム、バイオCDMO、ライフサイエンス、医薬品、コンシューマヘルスケア ・エレクトロニクス 産業の効率化や社会のICT化推進などを通じて、資源循環の促進や気候変動への対応といった環境課題に取り組んでいます。 半導体材料、ディスプレイ材料、その他エレクトロニクス材料 ・ビジネスイノベーション 働き方革新やデジタルトランスフォーメーションを支援する商品やサービスの提供を通じ、お客さまの経営課題の解決に貢献しています。 オフィスソリューション、ビジネスソリューション、グラフィックコミュニケーション ・イメージング さまざまな思い出や出来事を写真や画像・映像というカタチにすることで、心の豊かさや人々のつながりを強めることに貢献しているほか、安全・安心な社会づくりも推進しています。 コンシューマーイメージング、プロフェッショナルイメージング #社会課題の解決 #事業を通して社会貢献 #新規事業の創出 #変化をつくりだす企業 #世界をより良い場所に変えていく #グローバル #NEVER STOP #化学・素材 #半導体材料 #医療機器 #医療IT #創薬支援 #MI #コングロマリット #DX |
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設立 | 創立:1934年1月20日
設立:2006年10月2日 ※富士フイルム株式会社は、富士写真フイルム株式会社の事業を継承し、新たに設立となりました。 |
資本金 | 400億円(2024年3月31日現在) |
従業員数 | 単独)4,982名(2024年3月31日現在)
連結)72,254名(2024年3月31日現在) ※富士フイルム株式会社および関係会社の連結正社員数です。 |
売上高 | 2兆9,609億円(2024年3月31現在) |
代表者 | 代表取締役社長・CEO 後藤 禎一 |
事業所 | 【本社】東京
【製造拠点】神奈川(小田原・足柄)、静岡(富士宮、吉田南) 【研究開発・生産体制】 アドバンストファンクショナルマテリアルズ開発センター、有機合成化学研究所、バイオサイエンス&エンジニアリング研究所、エレクトロニクスマテリアルズ開発センター、グラフィックコミュニケーション開発センター、メディカルシステム開発センター、イメージングソリューション開発センター、イメージング・インフォマティクスラボ、精密プロセス技術センター、マテリアル生産本部、解析技術センター 【海外拠点】 アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、中国、シンガポール、アラブ首長国連邦、オーストラリア、インド、ブラジル、ロシア、トルコなど |
<企業理念> | 「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」
わたしたちは、多様な「人・知恵・技術」の融合と独創的な発想のもと、 様々なステークホルダーと共にイノベーションを生み出し、世界をひとつずつ変えていきます。 当社の社会における存在意義を示す富士フイルムグループの「パーパス」を制定しました。 世界中の人々の笑顔を見つめてきた富士フイルムグループは、これからも幅広い事業領域で人々に寄り添い、従業員一人ひとりが「アスピレーション(志)」を持って、このグループパーパスの実現を目指すことで、地球上の笑顔の回数を増やしていきます。 |
グローバル展開 | 1950年代後半より海外販売拠点の開設を積極的に行い、輸出を大きく伸長させることから、当社のグローバル展開が始まりました。その後、1970年代には加工を中心に現地生産に乗り出し、1980年代に入ると一貫生産工場を建設するなど、長年にわたり日本・米国・欧州のグローバル3極体制を築き上げてきました。
現在では、ワールドワイドに事業を展開し、売上高の海外比率は約6割を越えるまでに拡大しました。 グローバル展開の拡大に伴い、当社では多くの社員が現地に駐在して、ローカルスタッフと協働してのマーケティング活動や、現地法人の経営スタッフ、海外工場の立上げや生産安定化のための技術開発など、様々な仕事に取り組んでいます。 言葉や文化の違いを超えて、自らイノベーションを起こしながら粘り強くビジネスを進められる人材をグローバルレベルで増やすため、人材育成への投資を積極的に行います。特に、意欲の高い若い世代の社員には、活躍の機会を拡げ、プロフェッショナル人材を増やしていきます。 |
ビジョン | 【富士フイルムグループが目指す姿】
オープン、フェア、クリアな企業風土と先進・独自の技術の下、勇気ある挑戦により、新たな商品を開発し、新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続ける。 【DXビジョン】 わたしたちは、デジタルを活用することで、一人一人が飛躍的に生産性を高め、そこから生み出される優れた製品・サービスを通じて、イノベーティブなお客さま体験の創出と社会課題の解決に貢献し続けます。 ※詳細は富士フイルムホールディングスHP「デジタルトランスフォーメーション(DX)」をご覧ください。 https://holdings.fujifilm.com/ja/about/dx |
事業を通じた社会課題解決 | 当社は、2030年に目指す姿として、2017年にCSR 計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」 を策定し、「事業を通じた社会課題の解決」と「事業プロセスにおける環境・社会への配慮」の両面から4つの重点分野(環境、健康、生活、働き方)と事業活動の基盤(サプライチェーン、ガバナンス)における課題・ 目標を設定しました。
「環境」については、喫緊の課題である気候変動への取り組みを強化するため、2021年12月に目標を引き上げ、「当社製品ライフサイクルにおけるCO2排出削減目標を2030年度までに2019年度比50%とすること」、また「当社が使用するエネルギー起因のCO2排出を実質的にゼロとする(カーボンゼロ)時期を2050年度から2040年度に10年前倒しすること」を発表しました。この新たなCO2排出削減目標は、パリ協定で定められている「1.5℃目標」に整合したものです。 本目標達成に向けては、新たに環境戦略「Green Value Climate Strategy」を策定しました。「環境負荷の少ない生産活動(Green Value Manufacturing)」と「優れた環境性能を持つ製品・サービス(Green Value Products)の創出・普及」の二軸で構成された本戦略の下、新目標達成に取り組んでいきます。 「健康」については、AI技術を活用した医療製品・サービスのすべての国・地域での導入を目指し、2019年度実績・57か国・地域から2030年度には196か国・地域まで導入を拡大することを目標としました。併せて、医療製品を扱う医師・検査技師への技術指導等を積極的に展開していくことで、これまで医療が十分に行き届いていなかった地域での医療アクセスの向上、医療の質の向上を実現させ、地域間格差の解消に取り組みます。 「生活」分野では、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む社会において、5Gや自動運転等の発展に欠かせない最先端の半導体向け電子材料の開発、データ社会を支える記録メディアやディスプレイ材料等の導入推進、商業印刷・パッケージ印刷のデジタル化支援、さらに心の豊かさを生み出す写真・映像領域での製品・サービスの創出まで、幅広い接点で安心・安全な社会と平和な暮らしの醸成に貢献します。 「働き方」については、働く人々の生産性向上と創造性発揮を支援する働き方を5000万人に提供することを目標に、ソリューションの提供をより充実させていきます。これには、2021年4月に富士ゼロックスから社名を新たにした「富士フイルムビジネスイノベーション」が中心となって、その名のとおりお客さまのビジネスに革新をもたらす価値を提供していきます。 |
多様な社員が活躍する会社 | ~Work Style Innovation~
富士フイルムでは、多様な社員一人ひとりが能力を発揮できる会社を目指し、自分の強みを持ち、効率的な働き方で成果を出す風土へ変革する活動として「Work Style Innovation」を展開しています。 本活動では、以下の3つの柱に沿った活動を継続的に実施していきます。 (1)働き方の変革~一人ひとりが時間あたりの生産性と成果を高める ・定時退社日の設定 週に2日「定時退社日」を設定し、定時後の時間を利用して、社員が自己啓発に取り組むことを奨励しています。 ・会議効率化に向けた施策 ファシリテーションセミナー等、会議の効率化に向けた取り組みを実施しています。 ・仕事の質とスピードを上げるために、ITツールを梃子にした業務効率化 (2)多様な人材の能力発揮~性別・年齢関係なく、自分の強みを持って仕事に生かす ・社員のステージに応じた研修制度、セミナーの実施 ・柔軟な働き方の実現と働く環境の改善に取り組む ・専門職制度 専門性の高い人材が、マネジメントではなく、専門力の発揮そのもので適切に処遇される仕組みとして、フェローを始めとした専門職制度を設けています。 (3)支援の充実~育児・介護との両立など多様な働き方の実現をサポート ・短時間勤務制度の導入 小学校3年生までの子を対象に、1日最大2時間の短時間勤務を認めています。 ・看護休暇制度の拡充 看護休暇の半日単位での取得の他、取得可能日数を延長 ・出産祝金の支給 第1子5万円、第2子10万円、第3子以降は1人あたり100万円を支給 ・+STORY子育てサロン開設 同じ境遇の社員同士が気軽にコミュニケーションを取れる場 ・産休・育休 産休:産前7週間・産後8週間 育休:子どもが満3歳になるまでの期間において最長2年間取得可能 復職4カ月前からの面談実施など、復職時手続きの早期・明確化を図り、スムーズな復職をサポートしています。 ・私事休職制度 配偶者の転勤の帯同など、私的な事情で仕事を離れざるを得ない場合、最長2年間取得可能 ・再入社制度 育児や配偶者の帯同を事由に退職する場合、事前に申請すれば5年以内であれば再入社可能 |
自己成長支援プログラム「+STORY (プラストーリー)」 | 当社らしい人材育成制度に「+STORY (プラストーリー)」があります。
これは、自己成長の基盤を身につけるための支援プログラムです。 従業員一人ひとりが一年に一度、自らの経験を振り返り、上長との対話を通じて新たな気づきや学びを得て、さらなる挑戦への意欲を醸成します。 また、上長は、部下との対話を通して部下の価値観や考えを理解しながら、個々の+STORYをどうサポートするか真剣に考える機会となります。 この制度はいわゆる“キャリア面談”と思われがちですが、 一人ひとりの「ストーリー」を大切にする 富士フイルムでは「キャリア」ではなく、あえて「ストーリー」という言葉を使っています。 一生懸命に仕事に取り組めば、やりがいや喜び、悔しさなどさまざまな思いを経験します。 多様な人との出会いもあるでしょう。その中で無駄な経験は一つもなく、全ての経験が従業員の成長の糧になっています。 それらの経験をつないでいくと、まさに従業員一人ひとりの独自のストーリーがあるのです。 そして、次なる挑戦に向けて必要なスキルや姿勢を身に付け、プラスしていくことで成長していきます。 そして、従業員が紡ぐ多様な+STORYが当社の原動力となっていくのだと考えています。 従業員の+STORYをサポートするための施策や環境づくりにも注力しています。 例えば、従業員の+STORYを紹介するオンラインセミナー「+STORY LIVE」では、さまざまな専門性や個性、経歴を持つ従業員が自身の仕事や人生で得た気づきや目指す姿などを共有する企画として、2021年3月から月1回実施しており、毎回数百名が参加しています。 今年6月に開催した回では、後藤社長も参加し、自らの経験を交えながら激励の言葉を贈りました。 参加者の挑戦意欲の喚起にもつながったと感じています。 また、「+STORY LIVE」にも登壇した富士フイルムベトナムの社長(30代後半の事務系社員)が現地従業員に向けて+STORYの対話会を実施したところ、高い評価を得ました。 今後はそれぞれの国・地域に合わせてローカライズさせながら、海外のグループ会社にも広げていきます。 従業員の経験や考え方を共有し、刺激し合う場を通じて企業文化の定着や継承につながっていることを実感しています。 |
「健康経営宣言」 | 経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄」に4年連続で選ばれました。また、経済産業省と日本健康会議より、優良な健康経営を実践している法人として「健康経営優良法人ホワイト500」に8年連続で認定されました。
「健康経営銘柄」は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に健康経営に取り組む上場企業の中から、特に優れた取り組みを実践している企業を選定するものです。また、「健康経営優良法人ホワイト500」は、上場企業に限らず大規模法人のうち優良な健康経営を実践している上位法人500社を認定するものです。 今後も従業員一人ひとりが健康でいきいきと働き、充実した人生を送れる様、健康経営への取り組みを加速していきます。 |