東都発条株式会社

当社は「ばね」の総合メーカーです。普段の生活で直接目にすることは少ないかもしれませんが、実は「ばね」は様々なところに使われています。自動車や電車などの乗り物、携帯電話やパソコン、建物や医療機器…挙げればきりがないほどです。1936年にばね座金の専門メーカーとして創業した東都発条は、お客様の多様化するニーズに応えて、線ばね、薄板ばね、ばね技術を基本とした様々な製品へと生産品目を拡充させてきました。さらに、単に生産し納入するのではなく、ハイレベルな技術提案や優れた品質保証など、スプリングを取り巻く全てのサービスをトータルパッケージで提供。現在では国内外300社を超えるお客様にお取引いただいています。

高度化するニーズに対応するため、当社は新技術の確立や新素材の開発に積極的に挑戦しています。独自開発のばね座金成型機は毎分500～1000個と世界でも類を見ない生産スピードを実現。線ばね加工については不可能とされてきた光沢ステンレス鋼線の高速生産技術を確立したり、無人化生産システムを構築してコスト削減を実現したりと、私たちにしかできない方法でお客様の期待を超える価値提供を行っています。部品業界では取引先が一定の分野・顧客に偏りがちですが、当社が幅広い業界から選ばれているのも「東都発条は金属ばねのことを何でも相談できる」と信頼いただけているからこそ。今後も「新しい価値」を考え、技術向上に努めていきます。

当社は、1999年にISO9000シリーズを取得して以来、品質保証体制の強化に取り組んできました。「自らが保証できる製品作り」「お客様に満足してもらえる製品作り」「全員参加で、改善の輪を広げよう」を品質方針として掲げ、日々改善活動を行っています。2008年には、ばね座金（スプリングワッシャー）について新JIS適合が認められました。「信頼された品質を国内だけでなく、海外にも供給する」というグローバル化への取り組みもはじまり、2014年にタイのスプリングメーカーと技術・業務提携を結び、順調に業績を伸ばしています。