山下システムズ株式会社

当社は1980年にSTDバスのボードコンピュータを製品化した先駆け。開発・実装・検査・在庫・検査・出荷・アフターサポートのすべての工程を自社一貫体制で担っているのが特徴です。国内生産による“メイドイン品川”の製品を提供しています。自社で開発・製造を行うことで、お客様のニーズを踏まえたフレキシブルな製品づくりを実現。また、製造部門と検査部門が相互にフィードバックを行って改善を図り、製品の信頼性を高めています。たとえば、製品不良を防ぐために製造工程を見直すことも。全工程を自社で可視化して高品質な製品づくりを実現し、サポート体制からもお客様から信頼いただいています。

当社の産業用CPUボードやシステムなどの製品は、幅広い分野で活用されています。工場では生産ラインの管理システムに用いられ、ハイテク分野のロボット制御にも。安定した稼動や低消費電力による低コストでの運用で貢献しています。医療分野では、血液分析装置や眼球鏡屈折度検査装置といった各種分析・検査装置などに、医療管理システムとして導入。暮らしに身近なところでは、飲食店のPOSシステムやオーダー端末といった店舗管理システムのほか、ATMなどの金融管理システムに使われています。あるいは確実な処理が求められるETCや通行量測定装置など、屋外に設置される社会インフラでも、当社の製品が活躍しています。

開発設計は電子回路設計や試作品評価など、産業用CPUボードの開発設計業務を担当します。産業用CPUボードは規格品を展開していますが、お客様のご要望に応じてカスタマイズ対応が必要なケースがほとんどを占めます。たとえば、「長時間の運用でHDDによるシステム障害を防ぎたい」「メモリのトラブルをなくしたい」といったニーズに応じて製品化を行ってきました。開発の過程では営業部門や製造部門と連携し、コミュニケーションを密にとっています。産業用CPUボードには高い設計品質が求められ、課題解決のために試行錯誤を繰り返すことが少なくありません。一方で納期までに無事、製品化を実現したときに、大きなやりがいを感じられる仕事です。