近畿金属株式会社

ディーゼルエンジンというエンジンをご存知でしょうか。近年肩身が少し狭く、騒音や排気の点で、ネガティブイメージをお持ちの方も多いかもしれません。実は自動車としては少しずつ減ってきたものの（それも日本だけ！）、大型トラックや商業車、建設機械、農業機械、小型から大型まで全ての船舶において、実は不可欠でEVにとってかわらないエンジンです。ガソリンエンジンに比べ「低燃費」で、EVに比べ圧倒的にパワフル。「少ない燃料で大きな力を生み出す」エンジンとして、実はとても「省エネ」なのがディーゼルエンジンです。ＥＶの波にとってかわることがなく、全世界の物流、農業、漁業、建設業を支える原動力がディーゼルエンジンです。

エンジンの冷却に不可欠な「ポンプ」の開発を得意としており、特徴はなんといっても、様々なエンジンの型に合わせ一点ずつ開発を行っているということ。プレジャーボート、漁船、農業用トラクター、ショベルカー等、それぞれの製品によって、当然エンジンに求められるスペックやサイズが変わります。当社は各エンジンに合わせ、一点ずつエンジンメーカー様からの要望にお応えし、オーダーメイドで開発を行っています。当然エンジン部品ですので、構成するパーツに要求される品質や耐久性も非常に高く、モノづくりのまち“東大阪”に構える本社工場では、ポンプの開発から主要部品の設計、加工から組み上げまで一貫して丁寧に行っています。

ＥＶ化、水素エンジン等「エンジン」を取り巻く状況は刻一刻と変化しています。しかし、私たちが関わっているのは「変わらないもの」です。ディーゼルエンジンの中でも、芝刈り機等小型のものは確かに電気に代わるかもしれません。しかし、私たちが関わっている漁船や船舶、大型農業機械、建設機械等の非常にハイパワーを要するエンジンは、モーターでは代用が出来ず、現状の最適解としてより地球環境への考慮をしたエンジンの開発が日々進められています。今後新たな波として考えられるのが「水素エンジン」。しかし、燃料が変わるだけでエンジン自体の構造が変わることはなく、冷却という点で当社の開発するポンプは絶対に不可欠な製品です。