桑原木材株式会社

昨今、世界的に注目されている「SDGs（持続可能な開発目標）」。住み続けられるまちづくりや、気候変動などの環境に関する目標が掲げられていますが、私たちはこうした世の中の課題に対して“木”で解決していきたいと考えています。会社のスタートは木材の販売のみでしたが、現在では自社で注文住宅・分譲住宅の設計・施工などまで手がけているのも、木の良さをよりいっそう世の中に広げていくため。また、10年ほど前からは国産の質の高い木材の海外輸出もスタートしています。鉄やコンクリートが中心だったまちづくりに、環境に良い自然素材である“木”が使われていく。それが「循環社会の実現」につながると信じています。

木にこだわり続けて、130年以上。『東濃檜』をはじめとした国産優良材を数多く扱い、多彩な木造建築物を支えてきました。その中には社寺や仏閣、重要文化財など、日本を代表するような建築物も多数。明治神宮をはじめとした全国の著名な神社仏閣の新築・改修工事へも納材しています。一方、伝統を支えるだけではなく、大学等の研究機関とともに“木”に関する研究開発を進めているなど、新しいチャレンジにも積極的です。福祉関係の学生たちとともに体勢保持用のための抱き枕を木を用いて開発したり、自社で出た木の廃材を用いたDiY製品開発プロジェクトを進めたり…。木の歴史を重んじ、木で未来をつくる。それが桑原木材です。

長きにわたる歴史・実績がある会社のため、「職人気質？」といったイメージを持たれることも多い会社ですが、若い社員も多く、エネルギッシュな社風です。営業部門は一般のお客様と接する機会も多く、和気あいあいとした雰囲気も。ただ、皆共通しているのは、“木”に対する情熱。自然素材のため、一本一本に個性や特徴があり、1つとして同じ丸太はありません。その特徴を最大限活かし、どのように活用していくかを考えて、ワクワクするような仲間たちが集っている会社です。