二重床「万協フロアー」の開発・製造・販売を行い、床を通して日常の「安心・安全」で「快適」な空間をつくるお手伝いをしている当社。私たちの開発した床システムは、家や学校、商業施設、公共施設、体育館など多くの場所に採用されています。ふだん生活する場所に欠かせない「床」だからこそ、強度や遮音性など高い性能が求められます。今後も高い価値のある床システムを創造し続け、社会に貢献していきます。
みなさんは「二重床」をご存知でしょうか?二重床は正式名称を「乾式二重床」と言い、住宅や建築物の床下地となるもの。コンクリートの床スラブの上に、高さ調整機能のついた足を立ち上げ、水平な床構造をつくる床システムです。コンクリート構造のマンションが普及するとともに、耐震性・遮音性に優れた二重床もどんどん活用されるようになりました。現在は、マンションを中心に、戸建住宅やテナントビル、大型商業施設、病院、体育館、ダンスフロアなど、さまざまな構造物に採用されています。私たちはこの「二重床」を中心に、生活を支える「床システム」の開発・製造を手がけながら成長を続けています。
「持続可能な開発目標=SDGs」の趣旨に賛同し、企業活動を通して持続可能な地域の未来づくりを目指す当社。人々の生活を支え、環境にやさしい製品の製造・開発を行うだけでなく、地域に密着した活動にも注力しています。例えば、長野県駒ヶ根市で数少ないネーミングライツパートナーとなり、「泰成スポーツフロアー(駒ヶ根市民体育館)」の名づけ親となりました。また、施設運営の手伝いを通して、地域の方々の健康を支えています。そのほか「信州駒ヶ根ハーフマラソン」の協賛なども実施。今後も「健康・安全・快適」をスローガンに、人々の健康と自然環境への思いやりを込め、豊かな社会づくりに貢献していきたいと考えています。
私たちがメインで手がける「万協フロアー」は、高機能で施工性に優れた二重床。環境負荷の低減、CO2排出の削減など、社会や環境に大きく貢献できる構造システムだと自負しています。例えば、環境負荷の少ない廃木材・間伐材利用の部材を使用し、木質資源の有効利用に貢献。さらに床構造を支える中空パイプボルトは、独自のプレス工法で自社製造し、安定した品質を実現しています。また、製造工程を標準化しており、誰が行っても安定した品質で製造できる環境を構築しているほか、施工時のエネルギー消費低減や短工期化にもつながっています。万全の製造体制をつくり、環境にもやさしいものづくりを行う。それが私たちの強みです。
事業内容 | 「万協フロアーシステム」をはじめとする床システムの開発・製造・工法研究開発・販売 |
---|---|
設立 | 1969年10月(創業:1962年7月) |
資本金 | 3000万円 |
従業員数 | 36名(2023年11月時点) |
売上高 | 46億円(2023年6月期実績) |
代表者 | 代表取締役社長 清水雅弘 |
事業所 | 本社/長野県駒ヶ根市飯坂2-8-34
下平工場/長野県駒ヶ根市下平5421-1 大阪営業所/大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田12F 名古屋営業所/愛知県名古屋市昭和区阿由知通2-22 メゾンソレイユ4F <関連会社> 泰伸株式会社 |
沿革 | 1962年/日本電電公社(現・NTT)の特殊機器を製造開始。カーステレオスピーカーシステムの製造開始・輸出
1968年/集合住宅用の建築金物の研究・開発・製造。防振型根太受け金具、フローリング・スタンパーの製造 1969年/有限会社泰成電機工業設立 1982年/乾式遮音二重床、フリースタンパーの製造(BL認定品) 1983年/共通支持脚方式、万協フロアーシステム工法確立 1988年/万協フロアーのメーカー販売開始 1999年/スラブ固定式乾式遮音二重床、万協フロアー・スラブロックシステム販売開始 2008年/新素材制振材ユカボーTG採用/YPMC-TGタイプ販売開始 2009年/YPE型支持脚販売開始 2010年/次世代制振材「万協エコボードTG」販売開始 2019年/有限会社泰成電機工業から泰成株式会社へ社名変更、駒ヶ根下平工場操業開始 2020年/駒ヶ根市ネーミングライツの取得、駒ヶ根市民体育館を「泰成スポーツフロアー」と命名、長野県SDGs推進企業登録 |