これが私の仕事	「最も美しく」ではなく「いつも通り」を私は，入社するまで「故人様を今までで1番綺麗にしてさしあげたい」と考えており，それこそが湯灌・納棺師の仕事だと考えていました。しかし実際はそうではなく，多くのご葬家様は「元気だった頃の姿に戻してほしい」と仰います。私達は生前会ったことのない方々の生前の姿を写真とお話だけで再現しなくていけません。とても難しい事ですが，どんなに辛い最後でも「お風呂に入ってさっぱりしたね」「顔色が良くなったね」「幸せそうな顔してるね」「今にも起きて来そうだね」と言っていただけるように，今まで通りを取り戻すのが私の仕事です。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	ご家族の気持ちに寄り添えるお口元をお閉じしたりメイクを施したりした後に，必ずご葬家様に「お顔もとのご様子いかがですか，違和感等ございませんか」とお伺いしますが，私は個人的に「寝てるみたい」「今にも起きてきそう」と言っていただけると，良い仕事だったと感じます。　あるご親族20名以上が参加された納棺式での事なのですが，それまでご親族に明るく振る舞っていた喪主様が，お棺のお蓋閉めをし，他ご親族が会場に移動された後そっとこちらに寄って「ありがとうございます。いつものお姉さんが，帰ってきました。」と仰い，その場で泣き崩れました。　この時，嬉しさと強い責任感を感じるとともにここが全ての業務の目指すべき場所だと感じました。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	未経験でも1から教えてくれる私は大学で冠婚葬祭と全く関係のない学部に所属していたため，何も知らずにこのような専門職についていいのかと悩んでいましたが，ケアサービスでは研修体制が整っており１から技術を学ぶことができました。また，社会人としての基礎も学べるので，ビジネスパートナーとのコミュニケーションなどで大きく迷うこともなく業務にあたることができました。

これまでのキャリア	湯灌・納棺師として技術の向上に努めています。

この仕事のポイント

	日常生活や身の回りで欠かせないモノやサービスを扱う仕事
	臨機応変な対応力が必要とされる仕事
	高齢者と接する機会が多い仕事
	上質のサービスや商品に接し、知識・教養が深まる仕事