合資会社一條旅館

当社が手掛ける「時音の宿　湯主一條」は、宮城県白石市は鎌先温泉にございます。1428年に開湯し、現在の当主で20代目となる歴史ある旅館で、釘を一本も使わない木造の本館は大正時代に建てられており、国の登録有形文化財にも指定されております。古いものを大切に磨き上げ、さらに現代の感覚も加えたハイレベルなおもてなしを提供し、タイムスリップしたかのような特別なひと時をお過ごし頂けます。2025年9月には、川瀬の四季を感じることのできる全室スイートルームの新館オープンを控えております。鎌先温泉の湯主として、歴史を大切に受け継ぐ使命を常に持ち、国内外のお客様に求められる旅館であり続けられるように努力してまいります。

2003年に現当主への世代交代を機に、昔ながらの湯治宿から、お客様に喜んで頂ける旅館へ変革。湯治客の少なくなった木造本館を個室料亭「匠庵」とし、会席料理「森の晩餐」を提供しております。大正ロマンの風情漂う特別な空間で味わう料理は、「ミシュランガイド宮城」にて3つ星+を獲得。他にも、楽天トラベルのアワード（東北エリアお客様の声大賞）、じゃらんnetの「泊まってよかった宿」ランキング第1位、直近ではGoogleマップの口コミによる「宮城県で人気の旅館」ランキングでは、2023年12月から4か月連続での第1位とお客様からも高く評価されております。これからもお客様の声に耳を傾け、次の世代へ繋がる魅力的な宿を目指しています。

現当主は、これまでに都内のホテルでフロントやコンシェルジュとしてキャリアを積んでまいりました。「旅館のおもてなしにホテルのおもてなしを加えること」を目指し、従来の旅館の接客である「私たち（日本）の文化はこれだから、この文化を楽しんでください」という、押しつけになりがちなものへ「多様な文化を受け入れる」というスタンスであるホテルの接客を導入することで、海外からのお客様にもいっそう心地よくお過ごしいただけるのではないかと考えたのです。老舗旅館の役目は日本の文化を国内外へ伝え続けること。そのため歴史と文化を学ばないといけませんが、誇りを持って働くことができるのは「一條」に伝統と歴史があるからです。